茎わかめコラム

飲み会時期には茎わかめ梅味を

2018.12.17

年末年始、クリスマスパーティーや忘年会、新年会と何かとお酒の場が増えますよね。

つい楽しくて飲み過ぎてしまい、二日酔い、という経験はありませんか?

最近は、飲み会前の対策のドリンクなども良く見かけるようになりましたが、手軽に、そして美味しく、二日酔い対策できるのが、“茎わかめ梅しそ味”です。

●二日酔いはなぜ起きる?

そもそも、なぜ二日酔いは起こるのでしょうか。

アルコールは肝臓で分解されますが、その過程でアセトアルデヒドという有毒物質が発生します。このアセトアルデヒドが原因で、頭痛や吐き気が発生すると言われています。

日本人は諸外国に比べて、このアセトアルデヒドを分解するためのアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の活性、分泌が弱いため、アセトアルデヒドが体内に残りやすいのです。

アセトアルデヒドが体内に残ると、脳の血管が拡張され頭痛の原因となる神経を刺激したり、嘔吐中枢を刺激し吐き気をもよおしたりと、二日酔いの症状が発生します。

●茎わかめ梅しそ味でアルコールが分解しやすくなる?

二日酔い対策として、原因となるアセトアルデヒドを体外に排出するか、分解しきることが大切です。

その為には、まず水分をたっぷり摂り、利尿作用を促しながら、ビタミン、ミネラルなどの栄養を補うことで肝臓の機能を高めることが大切です。

なぜ梅しそ味が良いのか、というと、梅に含まれるクエン酸には、肝機能を高めてくれる効果があり、これによりアルコールの分解を早める効果もあります。さらに胃粘膜を保護する働きもあるため、胃腸から吸収されるアルコールの刺激を和らげてくれます。

また、疲労物質である乳酸をエネルギーに変える働きもあるため、お酒の場の翌日の疲労感も解消してくれます。

●茎わかめでアルコールの吸収を遅らせる?

アルコールは胃を通過して、腸から肝臓に吸収されます。その際、胃が空っぽだとアルコールの吸収が早まり、また空腹時で体に栄養が不足している時はアルコールの分解スピードが遅くなります。そのため、胃や肝臓に負担がかかり二日酔いになりやすくなります。

茎わかめに含まれる食物繊維によって、アルコールの吸収を遅らせ、また、ビタミン、ミネラルで肝臓に栄養を与え、肝機能を高めます。

また、飲み会中、ついついおつまみで揚げ物や炭水化物を頼みがちですよね。茎わかめに含まれる水溶性食物繊維は糖の吸収を抑制して、血糖値の上昇を緩やかにして、コレステロールの吸収を妨げる効果もあります。

二日酔い対策だけでなく、偏りがちな飲み会での食事への対策としても効果的ですね。年末年始、お酒の場を楽しむためにも、“茎わかめ梅しそ味”をお忘れなく!

平林沙織 (管理栄養士、美腸プランナー)

美腸協会にて腸マッサージを学び資格取得。社員食堂や大手アスリート向けサプリメント会社での勤務を経て、現在、働いている方から子育て中のママさん、また学生に向けてフリーで講演会などを行う。