茎わかめをサクサクに揚げてみました!他にもお好みの具材を揚げて、みんなでつまみながら楽しく食べられるメニューです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
304 kcal | 16.3 g | 13.3 g | 32.8 g | 2.8 g | 2.9 g |
茎わかめをサクサクに揚げてみました!他にもお好みの具材を揚げて、みんなでつまみながら楽しく食べられるメニューです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
304 kcal | 16.3 g | 13.3 g | 32.8 g | 2.8 g | 2.9 g |
茎わかめの旨味と酸味が、甘辛く仕上げたヤンニョムチキンによく合います。ご飯がすすむこと間違いナシ!
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
155 kcal | 13.4 g | 8.6 g | 5.7 g | 1.5 g | 2.2 g |
豚バラと厚揚げ豆腐を使った彩り豊かなゴーヤチャンプルーです。茎めかぶのコリコリ食感と旨味がよく合います。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
339 kcal | 15.2 g | 22.2 g | 15.5 g | 3.0 g | 3.9 g |
株式会社壮関は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災した岩手県上閉伊郡大槌町の復興支援が評価され、2020年9月2日(水)に田中 和德 復興大臣から感謝状を贈呈されました。
壮関菓子の加工・生産を行う主力工場のひとつとして、地域産業の復興を担っています。
左:壮関岩手大槌工場マネージャー 菅原 中央:復興大臣 田中様 右:壮関代表取締役社長 板山
■復興支援内容
壮関は、東日本大震災によって甚大な被害を受けた岩手県上閉伊郡大槌町に、2016年5月新工場を設立。
地域産業の活性化と地元雇用の創出に貢献しています。
岩手大槌工場は、工場マネージャーを含め、従業員のほぼ全員が近隣市町村の出身。三陸産の海の幸を活かした「茎わかめ」や「茎めかぶ」などの加工・生産を行う主力工場のひとつとして、地域産業の復興を担っています。
また、震災翌年の2012年8月には「復活三陸産茎わかめ」を発売し、売り上げの10%を岩手県のわかめ養殖の復興事業に寄付させていただきました。
記事の内容はこちら➡プレスリリース
火を使わず、切って混ぜるだけ!暑い季節でもさらっと食べられる、缶詰を使った栄養満点のヘルシースープです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
155 kcal | 13.4 g | 8.6 g | 5.7 g | 1.5 g | 2.2 g |
玉ねぎの甘みと、みょうがや青じその香りが広がる、夏にピッタリのパスタメニューです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
435 kcal | 15.2 g | 15.3 g | 68.9 g | 7.4 g | 5.9 g |
冷やしゃぶにお野菜を合わせた、さっぱりヘルシーレシピ。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
370 kcal | 10.0 g | 28.3 g | 23.2 g | 1.6 g | 2 g |
茎めかぶのコリコリ食感とほどよい塩気が、ヘルシーな豆腐パンの風味を引き立たせます。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
156 kcal | 5.7 g | 4.2 g | 23.2 g | 1.6 g | 1.4 g |
エスニックな香りで食欲そそる簡単サラダ。茎わかめで食物繊維と旨みをプラスし、ヘルシーに仕上げました。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
195 kcal | 21.9g | 5.9 g | 30.4 g | 3.5 g | 5.0 g |
しっとり柔らかく仕上げた鶏むね肉に、茎めかぶを混ぜ合わせたピリ辛ソースが食欲をそそります。
エネルギー | 塩分 | 食物繊維 |
270 kcal | 0.9g | 1.3g |
茎わかめのシャキシャキ感と酸味・塩味がアクセントになる、簡単おつまみレシピです。お酒のお供にぜひどうぞ。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
90 kcal | 4.6 g | 6.2 g | 11.0 g | 2.2 g | 2.4 g |
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
22 kcal | 1.4 g | 0.8 g | 10.9 g | 2.7 g | 2.7 g |
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
112 kcal | 2.0 g | 7.6 g | 14.6 g | 1.6 g | 2.1 g |
ごはんのバンズと照り焼きソースに茎わかめを混ぜ込みました。ライスバーガーのおしゃれなワンプレートメニューです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
507 kcal | 21.2g | 11.2 g | 76.8 g | 2.4g | 5.0 g |
お正月にぴったりのお餅アレンジレシピ!揚げ餅のコクと食感に、茎めかぶのあんかけがよく合います。
茎めかぶのコリコリ食感と旨みを含んだタルタルソースが、お野菜やお魚料理とよく合います。おいしく食物繊維が摂れるのもポイント!
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
272 kcal |
7.8g | 18.7 g | 19 .0g | 3.2g | 1.7 g |
茎わかめ×ラー油は意外と相性が良い!?簡単に作れて満腹感もある、旨みたっぷりの体が温まるスープです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
125 kcal | 9.4g | 8.6 g | 7.8 g | 2.5g | 2.3 g |
茎めかぶの程よい酸味と塩味が、お野菜の旨みを引き立てます。年末年始のイベントごとにもピッタリの1品です。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
39 kcal | 0.8g | 0.1 g | 9.2 g | 2.1g | 1.1 g |
茎めかぶはコリコリとした食感と豊富な食物繊維が特徴。きのこや野菜を一緒に和えて、お腹スッキリ効果のある簡単サラダに!かいわれ大根の辛味と茎めかぶの酸味がアクセントとなりおいしくお召し上がれます。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
89 kcal | 1.7g | 3.9 g | 13.4 g | 2.8g | 3.3 g |
見た目も可愛くお子様にも喜ばれるハロウィンレシピ。かぼちゃの甘さと茎わかめの食感、酸味がよく合う和風コロッケです。茎わかめとベーコンの旨みがあり、ソースなしでそのまま美味しくいただけます。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
218 kcal | 5.0g | 13.2 g | 26.2 g | 4.4 g | 2.4 g |
味噌で炒めたひき肉と茎わかめの酸味がよく合う和風お食事ケーキです。プチっとした白ごまとシャキシャキの茎わかめの食感が楽しいです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
1365 kcal | 48.8 g | 85.6 g | 111.6 g | 11.3 g | 11.2 g |
秋の味覚とシャキシャキの茎めかぶをキッシュに詰め込みました。クリーミーな味わいがとてもよく合います。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
161 kcal | 8.9 g | 7.6 g | 13.2 g | 1.6 g | 2.0 g |
はんぺんを入れることより、山芋を加えなくてもふっくらもっちりの食感です。茎めかぶのシャキシャキ食感がアクセントになりおすすめ!
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
599 kcal | 21.7 g | 29.8 g | 57.4 g | 4.1 g | 4.1 g |
彩り豊かで具材もたっぷり挟める「おにぎらず」。茎めかぶで簡単にミネラルをプラスできるレシピです。明日のお弁当にいかがでしょうか。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
453 kcal | 9.4 g | 11.6 g | 77.9 g | 5.4 g | 5.7 g |
暑い季節でも調理しやすい、オーブンを使った「揚げないコロッケ」。茎わかめの酸味がさっぱりしているので、夏バテで食欲が落ちている時にも食べやすくおすすめです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
246 kcal | 11.2 g | 8.9 g | 39.6 g | 5.6 g | 3.3 g |
茎めかぶ 梅しそ味を使用することで、そうめんが香りよく爽やかにいただけます。茎めかぶが加わることで食べ応えもあり、麺の量が控えめでも満足感。ダイエットにもおすすめな食べ方です♪
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
604 kcal | 22.5 g | 14.7 g | 90.6 g | 5.4 g | 8.7 g |
今回のレシピは茎わかめを美味しくアレンジしたキャンプメニュー。ミニトマトやブロッコリー、れんこんやじゃがいもなどの野菜、うずらの卵やソーセージなど、残った材料で楽しめます。作り方のポイントは茎わかめをあまり加熱しないこと。さっと火を通して熱々をパクっとどうぞ!ビールにもよく合います。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
207 kcal | 9.5 g | 17.2 g | 6.6 g | 1.6 g | 1.4 g |
先日私たちは横浜・赤レンガ倉庫で行われた『ライフスタイルフェスティバル』に参加しました。様々なアウトドアショップが並ぶ中、アンケートにご参加くださった約1500名の方に「茎わかめ」をプレゼント♪9割の方が「茎わかめ」を知っており、8割の方が「食べたことがある」という結果でした。食べたい場所として多かったのはやはり " おうち " でしたが、約2割の方が " 山・海・キャンプ " でも食べたいと回答!
子育て中のママを対象としたおやつ座談会を5月15日(水)に開催し、日頃のおやつ事情についてお話いただきました。今回は、座談会でも特に人気だった“素材菓子”を4シリーズご紹介します!
5月に開催した座談会では、2歳~小学校中学年の子どもを持つ30代のママ6名に、普段、どのようなおやつをどのように食べているのかをお話しいただきました。
子どもが好んで選ぶおやつ、ママが食べさせたいと思うおやつには多少の差があるようですが、シチュエーションにあわせて、上手におやつをセレクトしている様子が伺えました。ママは子供と一緒におやつを食べることもあり、また、ママだけの特別なおやつを購入しているようです。
「ママ用におやつを選ぶとしたら、どのようなものがいいですか?」という問いに対して、ほとんどのママが“ドライフルーツ”や“野菜チップス”など、素材そのものがヘルシーでカロリー控えめだけど満足感のあるおやつが良いと回答。当社で展開している素材菓子の中で、ママ達に特に人気だったのは、ドライフルーツ各種、れんこんチップ、茎わかめ各種、干し芋でした。
ドライフルーツは「そのまま食べてもいいけど、少しアレンジしてホームパーティーなど人が集まる場にもいいよね!」、食べやすいれんこんチップは「野菜嫌いの子どもに、野菜が食べられる自信づけにピッタリ!」など、子育て中のママならではの感想も!ママだけでなく“子どもと一緒に食べられるおやつ”という点が好評だったようです。
春巻きの皮がクリスピーピザに簡単変身!ほんのり香る梅風味の茎わかめと梅マヨソースがビールとの相性抜群のおつまみです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
318 kcal | 21.8 g | 14.3 g | 35.3 g | 4.8 g | 4.4 g |
この茎わかめピザも簡単にできるので、日ごろの感謝を込めてパパへのプレゼントにいかがでしょうか?
2019年5月、子育て中の6人のママにお集まりいただき、株式会社壮関が展開する素材菓子や、仕事や家事の合間のリフレッシュおやつ、育ち盛りの子どものおやつなど、普段の“おやつ事情”について座談会を開催しました。
「食材そのものがヘルシー!」「こんなに種類があるの!」と、たくさんの素材菓子を目の前に驚きの様子!
まずは壮関の主力商品である茎わかめを試食してもらいました。
定番ロングセラーの茎わかめのグリーンのパッケージは、みなさんどこかで見たことがあり、食べたことがある人は半数。「父が好きでよく食べている」、「おつまみに食べている」、「ダイエット中に持ち歩いて食べている人がいる」…など大人のおやつとして知られているようです。
今回はじめて茎わかめを食べたママからは、「思ったより酸っぱくなくて子どもにも大丈夫そう」と、子どもと一緒に食べることを想定した感想をいただきました。「食物繊維も入っていて腹持ちも良さそうなので、夏バテした時や食欲がない時、食事の前の空腹をしのぎたい時に食べるといいかも!」というアイデアも。
茎わかめは個包装になっていて、持ち運びにも便利なのが好評でした。食物繊維たっぷりなのに脂質ゼロ!「味がついているので料理にも使いたい」、「刻んだものや大袋があるといいかも」と、アレンジレシピについても盛り上がりました。
子どものおやつは、子どもの年齢によって素材や産地も気になるところ。塩分も控えたいし、辛すぎるのもさけたい、量や大きさなど食べやすさも大事。それに、店頭で子どもが選ぶならパッケージも重要。「中身が見えるものや、キャラクターがいると買いやすいかも!」とママたちの意見は一致しました。
見た目もきれいなドライフルーツは、「硬さがあって食べ応えがあるのでママ用のおやつとしてよさそう」「料理やスイーツにアレンジして、ホームパーティーやお酒の席に出すと見栄えもよくて喜ばれそう!」と、大人向けのおやつの印象。ママにとってドライフルーツは定番のおやつのようです。
野菜の形をそのまま活かしたれんこんチップも、パーティーのおやつやお酒のおつまみにぴったり!ママ達にも大人気で、一緒に座談会に来ていた子どもたちもパクパクと食べだしたら止まらない様子でした。
「このれんこんチップは子どもが大好きな味付け。野菜嫌いな子どもでも食べやすくて、野菜を食べるきっかけになるのがいいかも」「持ち歩きしやすい小さめのパックや、子ども用に味の薄いものもあったらうれしいな」と、子育て中のママならではの意見が続々とでました。
子どものおやつはママ友からのクチコミが一番!パッケージデザインや容量など、子どもへのおやつは良いものを与えたいと考えるママさんたち。今回座談会で頂いた貴重な意見は、今後商品に活かしていきたいです。
今回ご紹介するのは、茎わかめの食感を楽しめる常備菜レシピ。牛肉やキノコとの相性も良いしぐれ煮で、熱々のごはんにピッタリなメニューです。うす塩味の茎わかめをまるごと具に使うことで、程よい塩気と風味が加わり、お酒の肴にもなります。冷蔵庫で5日程度日持ちするので、多めに作って保存しておいても。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
197 kcal | 9.2 g | 16.1 g | 7.4 g | 2.9 g | 1.2 g |
今回のレシピは、じゃがいもの具を兜(かぶと)の形に折った春巻きの皮で包んで揚げたスナックです。梅しそ味の茎わかめを具に入れることで、程よい風味が加わり味のアクセントに!何もつけなくても、そのままで美味しい味付けになっています。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
127 kcal | 3.2 g | 6.3 g | 14.2 g | 0.9 g | 0.4 g |
たこの代わりに茎わかめを使って食感と昆布の旨みをプラスしたアレンジレシピ。糖質が気になる小麦粉は使わず、卵と茎わかめだけで焼き上げました。たこ焼きの代わりに食べれば、糖質オフのおやつやおつまみにもなりおすすめです。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
221 kcal | 14.2 g | 13.7 g | 16.9 g | 3.1 g | 4.1 g |
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
大船渡で採れたわかめは茎と葉に分けられ、茎の部分が壮関の大槌工場に運ばれます。
岩手大槌工場は2016年5月に新工場として設立されました。工場がある場所は海岸のすぐそば。近くでは大きな防波堤が建ち始めています。
海辺で塩蔵したわかめはここに運ばれ、まず食べやすい大きさにカットされます。
その後、洗浄と塩抜きを行います。
海からの小さなゴミを取り除くため、洗浄は2回に分けて念入りに行います。
洗浄の次は塩抜きです。
塩抜きの加減で食感や調味が決まるため、見極める人の経験が頼りになります。
塩抜きを行った茎わかめは水を切り、味を決めるための調味作業を行います。
壮関が20年以上研究し続けているこだわりの味付け。わかめ本来の風味とシャキシャキした食感が味わえるよう独自の調味を行っています。
「うす塩味」は伯方の塩を用い、まろやかな塩味でわかめ本来の風味を引き立たせています。「梅しそ味」は紀州南高梅の梅酢を用い、さっぱりと仕上げました。
わかめに調味料を加えて撹拌し、じっくりと熟成させて味付けは完成。
こうしてカットし味付けされた茎わかめは、食べやすいよう個包装にしていきます。包装は機械で行いますが、包装機に1片ずつ並べていくのは地元の方の手作業です。
たくさんの人たちの手を経て、心を込めて作られた壮関の茎わかめが商品となり皆さんのお手元に届けられます。
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
みなさん、茎わかめの収穫時期をご存知ですか?
春が訪れるこの季節、海の中ではわかめが大きく成長します。壮関の『茎わかめ』商品になるわかめの収穫も、3・4月に全盛期を迎えます。
わかめの収穫から「茎わかめ」出来るまでを、私たちと一緒にのぞいてみましょう。
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
朝4時半、岩手県大船渡の港から、わかめを採りに沖へと船を走らせます。
10分ほど波に揺られると、ブルーの海面下にゆらゆらと動くわかめが見えてきました。
去年の10月に幼葉を巻き付けたロープを船で引き上げ、食べ頃となったわかめを刈って収穫していきます。
指で指している「元茎」と呼ばれるわかめの根元部分が「茎めかぶ」、その手前の「茎(中芯)」の部分が「茎わかめ」になります。
できるだけ多くのわかめを船に積み込み、ふたたび港へ。
港へ戻るとすぐに、船着き場のすぐそばでわかめの湯通し作業が始まります。
新鮮なうちにわかめが湯通しされ、茶色から綺麗な緑色に変化します。
そのあとすぐに塩漬けされ、大槌町にある壮関の工場に運ばれていきます。
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
後編 『茎わかめができるまで~大槌編~』へつづく
「茎めかぶ」のほどよい塩味と潮の香りが、ゴマ油や粉チーズの風味ととてもよく合う簡単おやつをご紹介。シンプルに材料を混ぜて伸ばして焼くだけなので、親子で楽しく作ることができます!パパのお酒のおつまみやちょっとしたお出かけのおやつ、ダイエット中のお共にも。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
28 kcal | 0.6 g | 1.6 g | 2.8 g | 0.2 g | 0.1 g |
3月9・10・16・17日にブレックスアリーナ宇都宮で開催された栃木ブレックスの試合に、壮関ブースも参加いたしました。
ブースでは、様々な壮関商品が当たる無料ガチャ抽選会を実施し、4日間で3000人以上のお客様にご参加頂きました。
また壮関Twitterでは、フォロー&リツイートでサイン入りTシャツなどのブレックスグッズが当たるキャンペーンを行い、たくさんのご応募をいただきました。ご参加くださったみなさん、ありがとうございます!(壮関Twitter@PR_kukiwakameでは定期的にプレゼントキャンペーンを実施中!)
これからも壮関は栃木ブレックスを応援していきます。みなさん一丸となって盛り上げていきましょう!
お出かけ中の小腹満たしや、運動中の塩分補給などにも最適な『茎わかめ』も、ぜひご愛好ください♪
今年もお花見の季節がやってきました。見た目もかわいらしく、手軽に春の訪れを満喫できるメニュー♪春の陽気にぴったりな素敵なお料理を、ぜひご家庭でお試しください。
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 食塩相当量 |
252 kcal | 9.3 g | 3.2 g | 44.3 g | 0.9 g | 2 g |
年が明け、寒さが増してきましたね。体の冷えは様々な病気の原因ともなりますが、この時期気を付けたいのは温度差による体へのダメージです。
●普段の生活で血圧が乱れる?
血圧の上昇は、日常生活のちょっとしたことで起こってしまいます。例えば、暖房の効いた部屋から、冷たい風の吹く外や冷えた風呂場の脱衣場などに移動すると、血圧が急に上がり、人によっては脳卒中や心筋梗塞を起こす危険性があります。
また、寒いからといって熱い風呂にどっぷりつかれば、今度は温まったことで血圧が急降下し、脳貧血の恐れも生じます。日常に起こる気温差に血圧が左右されないようにするためには、日ごろの予防が大切です。
●茎わかめで高血圧予防?
高血圧を予防するために心がけることとして、塩分の摂りすぎに注意するという話を聞いたことがある人も多いと思います。
ただ、外食や買ってきたお総菜などでご飯をすます日が続くと、つい塩分の多い食事となってしまい、なかなか塩分を控えるのは難しいですよね。
そこで必要なのが、茎わかめに含まれるアルギン酸の力です。アルギン酸には、血圧の上昇を抑える作用があると言われています。
高血圧を招く大きな原因になるのが塩、つまり塩化ナトリウムの摂り過ぎです。血液中にナトリウムが多くなると、血液の濃度を薄めるために水分が血管中に増え、血管にかかる圧力が高くなってしまいます。
アルギン酸は、ほとんど消化されず、腸まで到達し、そこで高血圧の原因となるナトリウムと結合し、排泄を促します。結果、血中のナトリウムが減り、血圧も下がるというわけです。ペクチンなどの野菜や果物の水溶性食物繊維にも同じような働きがあります。
●おすすめの摂り方やタイミングは?
より効率的に茎わかめの効果を出すには、食前1~2時間ほど前に食べることです。茎わかめは消化に時間がかかるため、腸まで到達するのに時間がかかります。食前に食べることで、食事の塩分を排泄することができます。
ですので、おやつなどの間食に茎わかめを摂り入れると、塩分排泄にも効果があり、また、よく噛むため満腹中枢も刺激され食べ過ぎを抑えることもでき、一石二鳥。茎わかめを食べて、冬の寒さに負けない体を作りましょう!
年末年始は飲み会やイベントごとが多く、ついつい食べすぎてしまうこがとありますよね。でもせっかくの楽しい場で食べ過ぎを気にして、我慢するのはつまらない...。
楽しい場では食事を楽しみ、楽しんだ後は食べすぎてお疲れの腸を、リフレッシュさせませんか?腸のリフレッシュにおすすめなのが、無理のないプチ断食と茎わかめです。
●食べ過ぎは腸環境にダメージ?
食べ過ぎて、胃腸の消化能力を超えると、消化できない食べ物は宿便という形で腸内にとどまり、腐敗を始めます。この時に悪玉菌がまき散らす毒が腸環境にダメージを与え、腸内環境を悪化させるだけでなく、免疫力の低下などももたらすと言われています。
●腸リフレッシュへの近道は、“プチ断食”?
食べすぎてしまった時に試してほしいのが、「断食」です。
断食をすることで、ウエイトロスの効果が期待できるほか、摂取カロリーを減らすことで長寿遺伝子とも言われるサーチュイン遺伝子にスイッチが入り寿命延長に繋がったり、高血圧などメタボリックシンドロームに伴う疾患リスクの低減、加齢や肥満で起こる言語記憶能力低下の抑制などにも効果をもたらすと言われています。
ただ、忙しい毎日、食事の付き合いもあるし、完全に食事を抜くことは、なかなか難しいですよね。
そこでおすすめなのが“プチ断食”。
その方法は、夕食から朝食までを12~16時間ほど開けるという方法です。夜を少し早めに食べ、19時までには食べ終えるようにし、次の日は朝ご飯を8時にすれば13時間のプチ断食を行うことが出来ます。平日は難しくても、休日などは行いやすいのではないでしょうか。
●プチ断食後は茎わかめ?
プチ断食を終えると、空腹感を感じる方が多いと思います。お腹がグー!となると、胃腸を掃除してくれるモチリンというホルモンが出てきます。
ただ、お腹が空いたからと一気に食べたら効果は半減。空腹時は血糖値が上昇しやすいため、お菓子や菓子パンなど砂糖の多く入ったものは控え、海藻や野菜など食物繊維を多く含んだものを食べて、血糖値の急上昇を防ぎたいですね。
なかなか自分で料理が出来ない方は、まず茎わかめと1杯の水を摂ってみましょう。
茎わかめはカロリーが低いだけでなく、食物繊維を多く含むため血糖値も上がりにくく、また良く噛むことで食べすぎも防げます。さらに水を飲むことで胃腸の動きが活発になり、食物繊維の働きも助けます。
年末年始だけでなく、美味しいものを食べすぎた時、またお疲れの時には、定期的にプチ断食を取り入れて、腸すっきりで体も心もリフレッシュしませんか?
年末年始、クリスマスパーティーや忘年会、新年会と何かとお酒の場が増えますよね。
つい楽しくて飲み過ぎてしまい、二日酔い、という経験はありませんか?
最近は、飲み会前の対策のドリンクなども良く見かけるようになりましたが、手軽に、そして美味しく、二日酔い対策できるのが、“茎わかめ梅しそ味”です。
●二日酔いはなぜ起きる?
そもそも、なぜ二日酔いは起こるのでしょうか。
アルコールは肝臓で分解されますが、その過程でアセトアルデヒドという有毒物質が発生します。このアセトアルデヒドが原因で、頭痛や吐き気が発生すると言われています。
日本人は諸外国に比べて、このアセトアルデヒドを分解するためのアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の活性、分泌が弱いため、アセトアルデヒドが体内に残りやすいのです。
アセトアルデヒドが体内に残ると、脳の血管が拡張され頭痛の原因となる神経を刺激したり、嘔吐中枢を刺激し吐き気をもよおしたりと、二日酔いの症状が発生します。
●茎わかめ梅しそ味でアルコールが分解しやすくなる?
二日酔い対策として、原因となるアセトアルデヒドを体外に排出するか、分解しきることが大切です。
その為には、まず水分をたっぷり摂り、利尿作用を促しながら、ビタミン、ミネラルなどの栄養を補うことで肝臓の機能を高めることが大切です。
なぜ梅しそ味が良いのか、というと、梅に含まれるクエン酸には、肝機能を高めてくれる効果があり、これによりアルコールの分解を早める効果もあります。さらに胃粘膜を保護する働きもあるため、胃腸から吸収されるアルコールの刺激を和らげてくれます。
また、疲労物質である乳酸をエネルギーに変える働きもあるため、お酒の場の翌日の疲労感も解消してくれます。
●茎わかめでアルコールの吸収を遅らせる?
アルコールは胃を通過して、腸から肝臓に吸収されます。その際、胃が空っぽだとアルコールの吸収が早まり、また空腹時で体に栄養が不足している時はアルコールの分解スピードが遅くなります。そのため、胃や肝臓に負担がかかり二日酔いになりやすくなります。
茎わかめに含まれる食物繊維によって、アルコールの吸収を遅らせ、また、ビタミン、ミネラルで肝臓に栄養を与え、肝機能を高めます。
また、飲み会中、ついついおつまみで揚げ物や炭水化物を頼みがちですよね。茎わかめに含まれる水溶性食物繊維は糖の吸収を抑制して、血糖値の上昇を緩やかにして、コレステロールの吸収を妨げる効果もあります。
二日酔い対策だけでなく、偏りがちな飲み会での食事への対策としても効果的ですね。年末年始、お酒の場を楽しむためにも、“茎わかめ梅しそ味”をお忘れなく!
「ミネラル」とは糖質・脂質・タンパク質・ビタミンと並ぶ「五大栄養素」のひとつです。約100種類もあるミネラルのうち、代表的なものとしてカルシウム・鉄・マグネシウム・亜鉛などが挙げられ、それらを含む16種類のミネラルがヒトにとって不可欠な“必須ミネラル”と呼ばれます。
「カルシウム」は骨や歯を、「鉄」は血液(赤血球)を作ります。「マグネシウム」はタンパク質合成やエネルギー代謝、「亜鉛」は味覚に作用するだけでなく、免疫を司り、生殖機能にも大変重要な働きをします。また、皮膚や目を正常に保つためにも必要です。このように「ミネラル」は人間が生きるために欠かせないものなのです。
●野菜のミネラルが減少?
ミネラルを多く含む食品として挙げられるのが野菜です。しかし野菜の栄養素は、昔に比べ全体的に著しく減少しています。
この原因は、もともとミネラルが少ない日本の土壌がさらに痩せたため。その上、農薬や化学肥料が使用されることや、人工栽培により旬の時期に関係なく収穫されることもその一因となっています。
このように私たちが野菜を食べることによって、本来得られたはずのミネラルや他の栄養素をきちんと確保することが近年難しくなってきています。さらにファストフードなどの利用で野菜が極端に少ない食事が増え、乳製品や小魚を摂る機会が減っていることで、現代人はミネラル不足に陥っています。
●ミネラルの摂りすぎは危険?
手軽にミネラル補給できるものとして、サプリメントを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。しかし、ミネラルは体の中で互いにバランスを保つことで機能しています。どれか一つが過剰になるとバランスが崩れ、かえって障害を招くことがあるのです。例えばカルシウムの摂り過ぎは、高カルシウム血症や、鉄・亜鉛の吸収障害を引き起こします。
補給しやすいからといって、安易に多用することは、十分注意したいですね。
●茎わかめでミネラル補給?
野菜のミネラル分が不足していると言っても、日常の食事にミネラル豊富な食材を取り入れていくことで、ミネラル不足を補うことが出来ます。
中でも海藻は「マグネシウム」や「鉄」などのミネラルを豊富に含みます。間食に「茎わかめ」を摂ることは、手軽に取り入れられる“ミネラル補給”ですね。またミネラルは加熱して成分が壊れることが無いため、お味噌汁やスープにわかめを入れるのもおススメです。
その他手軽に取り入れられるものとして、納豆には「亜鉛」、チーズには「カルシウム」が含まれるため、いつもの食事に少しずつプラスして、ミネラル不足を補っていきましょう。
冷えは、ちょっとした不調と思いがちですが、実は万病のもと。冷えの原因や予防法を知り、早めの改善をしていきましょう。
●なぜ手足が冷えるのか?
体の冷えによって血管が収縮すると、血流が悪くなります。血流が滞ることで毛細血管まで温かい血液が流れず、ますます手足が冷えてしまいます。
また人の体は冷えると内臓を先に温めようとするため、血液は体の中心に集中します。そのため末端となる手足に十分な熱が行き届かないというのが、手足の冷えの原因のひとつと考えられます。
●冷えで免疫低下?
冷えによって、体温が下がることにより、免疫力も低下してしまいます。疲労を感じやすくなったり、風邪を引きやすくなったりするのもこのためです。
免疫力が低下したままだと、生活習慣病やアレルギーといった病気につながる可能性もあります。冷えを予防し、体が正常に働くための体温を維持することが大切です。
●茎わかめの摂り方で冷え対策?
食べ物には、体を温めるもの、冷やすものがあります。体を温めるものとしては、今が旬となるごぼう、大根、人参などの根菜類、また果物ではりんごなどがあります。
茎わかめを始めとする海草類は、体を冷やすものと言われることがあります。しかし、茎わかめに含まれるビタミン・ミネラルは血行を良くするために必要な栄養素です。
茎わかめは手軽に摂り入れることが出来るため、間食やサラダのトッピングなどに使い、積極的に取り入れましょう。
●体を温めるための+α
体を温めるために“生姜”というのは、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。生姜に含まれるジンゲロールという辛み成分が血行を促進し、発汗を促すために必要な体温を維持する効果があると言われています。冷える時期には生姜もこまめに取り入れると良いですね。
サラダを食べる時、ドレッシングにすりおろした生姜をプラスしたり、紅茶を飲む際にすりおろした生姜とはちみつを加えたり、料理は苦手、忙しくてできないという方でも手軽に取り入れることが出来ます。
茎わかめで冷え対策に必要なビタミン、ミネラルを補給して、生姜でぽかぽか。からだの内側から冷えを解消していきましょう!
ハロウィンパーティーにも使えるようなかぼちゃをつかった料理です。
夏の暑さでたまった疲労を、クエン酸で回復しながら、これから冷え込む時期に向け茎わかめとかぼちゃで免疫力UP!(詳しくはここをクリック『夏バテ予防にこまめな茎わかめ』)材料2人分
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1.
豆腐はクッキングペーパーなどで水を切る
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2.
かぼちゃをひと口大にカットし、耐熱皿に並べて水(大さじ1ほど)を入れラップをかけ、600Wで2分加熱し柔らかくする。食べやすいようにつぶしても良い
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3.
茎わかめは4等分くらいにカットする
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4.
和えダレの調味料をすべて合わせる
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5.
豆腐を食べやすいように崩し、かぼちゃと茎わかめと混ぜる
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6.
4の和えダレと合わせて完成
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毎年寒くなると流行り始めるのが、インフルエンザ。重症化を防ぐ為に予防接種を受ける方もいると思いますが、流行し始める冬までに感染症にかからない体をつくっていきませんか?
そもそも免疫力は加齢とともに低下していき、40代ではピーク時の約半分にもなると言われています。加齢は止められませんが、下降していく免疫力を補う方法に“食”があります。その“食”の中でも免疫力を高める栄養素を多く含むのが「茎わかめ」です。
●茎わかめのネバネバがウイルスと戦う?
茎わかめの特徴でもあるネバネバとしたぬめり。このネバネバは「フコイダン」と呼ばれます。
フコイダンはNK細胞を活性化させます。NK細胞とは、ナチュラルキラー細胞と呼ばれるリンパ球の一種で、細胞の悪性化や、ウイルス感染を防ぎ攻撃してくれます。
免疫力向上のほか、血圧の安定作用、血糖値の上昇抑制、ピロリ菌の除去、肝機能の改善などの効果も期待されています。このフコイダンは、茎わかめのほかに、わかめやもずくなどの海藻類に含まれています。
●茎わかめで免疫細胞を整える?
フコイダンによって活性化するNK細胞をはじめ、免疫力を上げるために欠かせない免疫細胞の6~7割が腸に存在しています。そのため、腸を整えることで免疫細胞は活性化し、免疫力UPに繋がります。
腸内環境を整えるためには、お部屋のお掃除と一緒で、腸の中に不要なものをため込まないことが大切です。通常、人は排泄することで腸の中に不要なものをため込まないようにしていますが、食の欧米化やストレス社会によって便秘の方が増えてきています。
上手に排泄するために必要な栄養素の1つとして、水溶性食物繊維があります。水溶性食物繊維は腸の中でドロドロの状態となり、便を押し出すだけでなく、善玉菌を増やし腸内細菌のバランスを整えたり、コレステロールなどの脂質を吸着し排泄を促したりします。
茎わかめには水溶性食物繊維が多く含まれているため、こまめに茎わかめを取り入れることで排泄を促し、腸内をきれいに保つことが出来ます。
●涼しくなっても水分補給?
免疫を高めるための栄養として茎わかめは大切ですが、茎わかめと一緒に水分を摂ることも大切です。
涼しくなるとつい水分補給を忘れがちになりますが、水分が不足すると便がかたくなり、便秘の原因となります。また、茎わかめに含まれる食物繊維もたっぷりの水分があることで、より効果を発揮します。
朝、目覚めにコップ1杯、ぬるめの水を飲むと腸も刺激され免疫細胞への刺激ともなるのでおススメです。
インフルエンザだけでなく、涼しくなると様々な感染症が流行り始めます。感染する前に、また感染してもすぐに回復するためにも、茎わかめを食べ、免疫力を高めて強い体をつくっていきましょう!
過ごしやすいこの季節、スポーツの秋と言われるように体を動かし始める方も多いのではないでしょうか。体を動かすことで体力がついたり、ウエイトロスにつながったり、また気持ちの面でもリフレッシュできたりしますよね。
ただ近年、軽い運動でも転倒により骨折するという事例が増えてきています。しかも高齢者だけでなく、小学生などの子どもの骨折が年々増加してきているのです。
●現代人に広まるカルシウム不足?
骨粗しょう症をご存知でしょうか。骨がスカスカになり、わずかな衝撃を受けただけでも骨折するという厄介な病気です。老化に伴い骨がもろくなり、とくに閉経後の女性に発症が多いと言われていましたが、現在では若い人たちの間でもみられるようになりました。その原因として、カルシウムの摂取量が年齢を問わず不足していることが挙げられます。
骨や歯をつくっているカルシウムは、私たちの体に1番多く存在するミネラルです。カルシウムのうちの99%までは骨や歯に集まっていますが、残りの1%は筋肉や血液に含まれ、そこでもカルシウムは重要な働きをしています。 例えば、心臓の筋肉を収縮させるためにもカルシウムは必要ですし、出血をしたときに血液を固め、止めるのにもカルシウムが必要不可欠です。
血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれ、カルシウムが不足すると骨から溶け出して調節されます。つまりカルシウムを意識して摂らないと、骨がどんどんボロボロな状態になってしまいます。このように私たちの体に大切なカルシウムですが、実は日本人に1番欠けているミネラルなのです。
●カルシウム補給には茎わかめ?
カルシウム補給と聞いて 、“牛乳”を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。確かに牛乳には多くのカルシウムが含まれています。牛乳180mlに200mgのカルシウムが含まれ、牛乳3本から1日分の必要量が摂れることになります。
ただし、日本人の約7割が乳糖不耐症といって牛乳に含まれる乳糖を上手く消化することができません。お腹が緩くなってしまう方も多いため、飲みすぎには要注意です。
そこでおすすめなのが「茎わかめ」をはじめとした、わかめ、昆布、ヒジキなど海藻類です。生わかめは100gあたり100mgと、「牛乳と同等のカルシウム」を摂ることができます。小魚などにも多く含まれますが、骨ごと食べるという機会が少なくなった現代、茎わかめを間食に取り入れる、またサラダのトッピングに使うなど、手軽に摂れる海藻をカルシウム摂取におすすめします。
●茎わかめで気持ちもリフレッシュ?
カルシウム不足は、肉体的な体の機能を阻害するだけではありません。精神的な部分にまで影響するのです。現代人の誰もが抱えているイライラ、ストレスも、恒常的なカルシウム不足が原因とも言われています。
継続的に茎わかめを取り入れ、適度な運動をして、骨から強い体をつくりましょう。
秋と言えば、“食欲の秋”。
果物やお芋、栗、脂がのったお魚、そして秋の味覚を使った甘いスイーツなど、目を引く商品が店に並び始めついつい食べすぎてしまうこの時期。夏はダイエットを頑張っていた方も、猛暑が落ち着いて食欲が湧き、今度はリバウンドに注意したいところ!
でもせっかくの秋の味覚、美味しく、楽しく堪能したいですよね。食べたいのを我慢して食べる量を減らすのではなく、自然と食べすぎを抑えながら食を楽しめる工夫をしてみましょう!
●食べすぎてしまう原因とは?
食べすぎると自分が消費するエネルギーより取り入れるエネルギーの方が多くなります。この過剰なエネルギーが身体に溜め込まれると脂肪になり、太る要因となります。
では、そもそもなぜ食べすぎてしまうのでしょう。
1つは、良く噛まずに食べていること。
人は噛む事で脳の満腹中枢を刺激し、満腹である事を認識します。そのため、良く噛まずに食べると満腹感を感じにくく、つい食べすぎてしまいます。早食いをすると噛まずに食べることが多くなるため、食べすぎに繋がる事が多くなります。
2つ目は、栄養が満たされていないこと。
ボリュームのある丼物を食べたのに、何だか物足りない気がしてつい甘いデザートを食べてしまう、という経験はありませんか?実はこれ、不足している栄養があるよ!という体からのメッセージかもしれません。
人の身体は本来とても正直で、水分が不足している時にのどが渇くように、栄養が不足している時も、足りないよ!と声を上げます。しかしどの栄養が足りないかまでは詳しく教えてくれません。
ただ外食が増えると炭水化物に偏る事が多く、ビタミン、ミネラルなどが不足しがちです。不足した栄養がある事で、満たされない感じが続き、ついつい食べすぎてしまいます。
●食べすぎの予防には茎わかめ?
仕事や家事の合間など、ゆっくり食べたくても時間の取れない方、多いですよね。また食事もバランス良く野菜など取り揃えたくても、忙しくてパンやおにぎり、麺だけという方も多いと思います。
そんな時おすすめしたいのが「茎わかめ」です。
茎わかめを食事の前や間食に取り入れることで、自然と噛む回数が増え、満腹中枢を刺激し、栄養の面でも茎わかめに含まれる多くのミネラルを摂ることができます。また食物繊維も含まれている為、お腹の中で膨張し、食べすぎ防止にもなります。
更に効果を上げるには、温かい飲み物を取り入れることがおすすめです。温かいものは、冷たいものに比べお腹に重みを感じやすく満足感が得やすくなります。
間食に茎わかめと温かい飲み物を取り入れ、無理なく食べすぎを防いで食欲の秋を楽しみましょう!
皆さん、お味噌汁の具材は何がお好きですか?お味噌汁の具には豆腐とわかめ、じゃがいも、玉ねぎなどいろいろな種類があります。
レシピ考案者:新渡戸文化短期大学 食品学研究室 渡邊創
今回は麦味噌と醤油を使った「茎わかめと油揚げのお味噌汁」をご紹介します。この料理のポイントは、手軽に食物繊維が摂れ、茎わかめの食感を楽しめることです。ぜひお試しください。
栄養価
一味違う茎わかめの食べ方を是非ご家庭で試してみたくださいね。
連日の暑さでなんだかぼんやりすることありませんか?
この暑さの中でも働く方々は会議やプレゼンがあったり、学生も夏休みとはいえ、試合や宿題があったり、集中しなくてはいけない時がありますよね。
ぼんやりとした頭をシャキッと目覚めさせるのに、茎わかめが効果的ということをご存じでしょうか。
●脳の刺激に茎わかめ?
茎わかめがなぜ頭をシャキッとさせるのか。それは茎わかめの食感にあります。
他の海草に比べて歯応えのある茎わかめは、必然的に噛む回数が増えます。この、"噛む"という行為が脳への刺激に繋がります。
人は噛むときに咬筋(こうきん)という顔の筋肉を使います。この咬筋を使うことで、三叉神経が活発化し、記憶に関係をしている前頭前野や海馬が刺激されます。前頭前野は、人間だけが持つ知的領域で、物事の判断力や、集中力、コミュニケーション力を担っています。
海馬は記憶形成に関わっています。海馬に送られることで短期記憶として保存され、その後、大脳に送られることで長期記憶に繋がります。そのため、噛むことを増やすと記憶力がアップしやすくなります。また脳への血流が上がることで脳に酸素が送り届けられるため、眠気を抑える効果も期待できます。
●噛むときのリズムも脳に良い?
噛むことは、脳への血流を上げるだけでなく、単純作業の繰り返しで、一定のリズム運動にもなります。
一定のリズムを刻むことで意識の散漫を防ぎ、集中力アップに繋がり、また、ストレス発散の効果が期待されます。
●噛むことの様々なメリットとは?
噛むことは集中力を上げるだけでなく、様々なメリットを生み出します。
あごの骨が丈夫になり、歯並びがよくなる/食べ物を良く噛むことで消化しやすくなり、胃腸の負担が減鵜る/噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、暴食を防ぐ/唾液の分泌が多くなることで、虫歯や歯周病の予防に繋がる
普段の食事からよく噛むことを心がけ、頭をシャキッとさせたいとき、集中力を発揮したいとき、栄養のプラスαにもなる茎わかめを良く噛んで食べることをおすすめします。
早々と梅雨が明け、例年以上の暑さが続いていますね。外で活動することの多い子どもはもちろん、日中オフィスや家にいる方も外との気温差で体力を奪われるこの時期。夏バテや熱中症が心配ですよね。
●クエン酸とミネラルが夏の必需品?
夏バテ予防と熱中症対策にはそれぞれ必要な栄養素があります。夏バテ予防には「クエン酸」、熱中症対策には汗と共に流れ出てしまう「ミネラル」を補給することが大切です。
「クエン酸」の働きは主に疲労回復です。疲労やストレスなどが重なるとエネルギー代謝効率が下がり、疲れを感じやすくなります。クエン酸を摂り入れることでエネルギー代謝が活発になるため、疲労回復をはやめたり、肉体疲労を軽減したりすることに繋がります。クエン酸が含まれる主な食材は、梅、レモンなどいわゆる「酸味」のあるもの。
汗で失う「ミネラル」は、ナトリウムの他、マグネシウムやカリウムです。体の中のミネラルは少しでもバランスが崩れると、何かしら不調が生じてきます。どれも大量に摂らなくても良いですが、バランスが崩れないようこまめな補給が大切です。これらのミネラルは「果物」や「海草」に多く含まれています。
●おやつで夏を乗り切る?
熱中症や夏バテに特に注意が必要なのがお子さんやお年寄りです。対策グッズは様々なものが出ていますが、お子さんからお年寄りまで安心して、また手軽に持ち運べて、こまめ取り入れることが出来るオススメのアイテムが「茎わかめ 梅しそ味」です。
原材料として使われている「梅酢」は疲労回復のあるクエン酸、「茎わかめ」にはナトリウムやマグネシウムなどの汗と共に流れてしまうミネラルが豊富に含まれています。
また、茎わかめはカロリーが低いこともおすすめポイントです。カロリーは熱中症や夏バテには関係ないように思いますが、朝晩問わずこまめなケアが必要な熱中症や夏バテにとって、低カロリーは大切なポイントです。
熱中症対策の商品としてスポーツドリンクなどが出ていますが、多くの商品が甘味を含んでいるため、こまめな補給を行うことで、食の細いお子さんやお年寄りの方にとっては、お腹に溜まり食欲低下につながる要因ともなります。3食の食事が疎かになると、活動のエネルギーが不足することになるため、注意が必要です。
熱中症や夏バテ対策として、間食や食事のプラスアルファとして、低カロリーで、必要な栄養素が含まれている茎わかめ 梅しそ味をぜひ、この夏に取り入れてみませんか?
皆さん、炊き込みご飯といえば何を入れますか?鶏肉、ごぼう、人参をはじめ、きのこ、筍といった旬の素材が使われ、季節の味覚の代名詞ですね。今回は一風変わった茎わかめ入り炊き込みご飯をご紹介いたします。
この料理は、出汁と具材を一つずつで煮ていき手間がかかりますが、時間をかけた分出汁の旨味を感じられること間違いなしのご飯です。ぜひ今晩の夕飯に作ってみてはいかがですか?
レシピ考案者:新渡戸文化短期大学 食品学研究室 伊藤伸明 渡邊創
材料(1合分) | |
米1合 | A:出汁235cc、濃口醤油大さじ1/2、みりん大さじ1/2 |
にんじん20g | B:出汁100cc、薄口醤油小さじ1/2、みりん大さじ1/4 |
ごぼう20g | C:出汁50cc、薄口醤油小さじ1/4、みりん大さじ1/4 |
茎わかめ30g | D:出汁75cc、薄口醤油小さじ1/2、みりん大さじ1/4 |
鶏もも肉30g | |
貝割れ大根10g |
栄養価
たんぱく質、これは体に必要な栄養素です。筋肉だけでなく、髪も皮膚も骨も内臓も全てたんぱく質で出来ています。
しかし、たんぱく質の摂り方によっては、腸内環境を乱す原因となることをご存じですか。
●動物性たんぱく質が腸を汚す?
たんぱく質と聞いて"お肉"を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。戦後、日本の食の欧米化と共に肉の消費量は増え、肉食社会となっています。
もちろんお肉はたんぱく質源としてはとても優秀です。たんぱく質の中でも、食べ物から摂らなくてはいけない"必須アミノ酸"9種類を全て含んでいます。
しかしその一方で、メタボや生活習慣病の原因とも言われる中性脂肪や、コレステロール値を高める脂なども含んでいます。これは腸に蓄積し、腸の壁を汚す原因になります。腸の壁が汚れることで、せっかく取り入れた栄養素の吸収がうまくいかなくなる他、腸の動きも悪くなり、便秘の原因となります。また腸が汚れることで悪玉菌が増え、腸内環境が乱れてしまうのです。
●お肉の消化に茎わかめ?
食べても美味しく、お肉に含まれる良質なたんぱく質を効率良く摂るのにぴったりな食のお供は、ズバリ茎わかめ!
茎わかめには「水溶性食物繊維」が豊富に含まれています。この水溶性食物繊維には、腸の中で水分を含み、ドロドロとした状態で膨張することで、便を押し出し、腸をきれいにしてくれる働きだけではなく、余分なコレステロールを吸着させ、体外に排泄する役割があります。これにより血中のコレステロール濃度が下がり、必然的に腸内での蓄積も抑えることが出来ると言われています。
そのため、コレステロールや中性脂肪を含むお肉を頂く時には、一緒に海草サラダなどを食べることがおすすめです。ただ、必ずしも海草サラダがあるとは限らないため、ランチや夕食前の間食に「茎わかめ」を食べることも効果的です。
●たんぱく質は植物性がおすすめ?
体に必要不可欠なたんぱく質。お肉を摂ることも良いですが、腸のためには「植物性たんぱく質」を摂ることをおすすめします。
主に、豆や豆腐などの「大豆製品」などです。植物性たんぱく質はコレステロールや中性脂肪が少なく、またお肉に比べて消化をしやすいことも特徴です。毎日お肉ではなく、時にはサラダやスープ、煮込み料理にお豆をたっぷり入れてみるのも良いですね。
ただ、豆はお肉とは違い、身体に必要な必須栄養素を全て含まないものもあります。その為、動物性と植物性をバランス良く取り入れていきましょう。
ちなみに、動物性たんぱく質でも「魚」は体に必要なDHAやEPAなどのオメガ3の油が含まれているため、意識的に摂り入れていくことをおすすめします。
油を変えたり、お肉を減らしたりと、食生活をいきなり大きく変えることはなかなか難しいかもしれません。腸を整えるには何より継続することが大切です。まずは間食を「茎わかめ」に変えて、善玉菌にエサを与え、腸内環境を整えていきましょう。
前編では、私たちの健康に大切な役割を果たしているカルシウムが、日本人において不足がちであることを紹介しました。(前編をクリック:日本人に不足しがちなカルシウム ワカメで手軽に摂りましょう(前編))
そこで後編では、年代別にカルシウムはどのくらい必要なのか、そして実際にどのくらい不足しているのかを見てみましょう。
◆年代によって変わるカルシウムの必要量
幼年期から青年期、老年期に至るまで、カルシウムは私たちの体をつくり心を安定させるために不可欠な栄養素ですが、カルシウムを必要とする量は年代によって異なります。
下のグラフは、年代別・男女別に必要とされるカルシウムの推奨量と、実際の摂取量を比較したものです。
ここから分かるように、男女ともほとんどの年代において、実際の摂取量が推奨量を下回り、カルシウム不足になっていることが分かります。特に、最もカルシウムを必要としている10代〜20代では、推奨量と摂取量の差が大きく、成長期においてカルシウムが不足する可能性があることがよく分かります。
◆カルシウムが成長期に強い骨や歯をつくる
では、なぜ若いうちに多くのカルシウムが必要なのでしょう。それは、成長期の子どもは成人に比べて骨形成が活発で、この時期に骨を丈夫にしておくことが、将来の骨粗鬆症の予防に繋がるからです。若いうちにカルシウムをしっかり摂って、強い骨や歯をつくっておくことが大切なのです。
◆骨に蓄えられたり、放出されたり
歯は一度できあがると、ほとんどカルシウムを取り入れることも、外に出すこともありません。一方、骨は一生を通してカルシウムが出入りします。
小腸から吸収されたカルシウムのうち、利用されて残った分は骨に蓄えられますが、体内のカルシウムが不足すると、骨は自らを壊してカルシウムを出しそれを補います。つまり、骨のカルシウム量は毎日のように少しずつ変わるのです。
◆老年期になるとカルシウムの吸収が悪くなる
年を重ねると、骨がもろくなってきて骨粗鬆症になる人が増えてくるのは、骨に入るカルシウムより、出ていくカルシウムの方が多くなり、骨が弱くなることが原因の一つです。
特に、閉経後の女性は骨密度を保つ働きがある女性ホルモンの分泌が減るため、骨量が減少して骨粗鬆症になりやすくなるので注意が必要です。
また、加齢によって腸の働きが悪くなると、若い頃と同じ量のカルシウムを食事から摂ろうとしても吸収される量が減り、骨がもろくなる原因にもなります。
10代の成長期に比べると、老年期のカルシウムの必要量は少なくなりますが、カルシウムは加齢とともに骨に蓄積されにくくなり、体内への吸収率が低下するため、高齢者にとって、その不足はより深刻な問題となります。
子どもからお年寄りまで、私たちはカルシウムを積極的に摂る必要があることが分かりましたね。
毎日カルシウムをコツコツと摂って蓄える習慣を身につけるには、いつでも気軽に食べられる「茎わかめ」がピッタリ。不足しがちなカルシウムを茎わかめで補い、健康な毎日の一助にしていただけたらうれしいです。
<参考文献>■辻啓介 「わかめ・ひじき〜食物繊維とミネラルで成人病にさよなら」 日本放送出版協会 1993年 ■西澤一俊 「ワカメが高血圧も成人病もハネ返す」 主婦の友社 1986年 ■e生活を考えよう - 文部科学省 P15 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/eiyou/07061907/001.pdf 農林水産省「成長期にカルシウムをたくさんとって骨の貯金をしよう」 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics1_05.html
かき揚げといえば一般的には人参、ごぼう、玉ねぎが食材として使われていますが、今回ご紹介するかき揚げはなんと、レモンの皮を使った斬新なかき揚げです。
この料理のポイントは、茎わかめのコリコリとした食感とレモンの皮で爽やかに仕上げたところです。またレモンの皮まで使用するので、ゴミも出ないエコ料理。
揚げ物なのに脂っこさを感じず、何個も食べられてしまうかき揚げなので、是非ご家庭で作ってみてください。
レシピ考案者:新渡戸文化短期大学 食品学研究室 伊藤伸明
材料(1人分)
具 | 衣 |
レモン(国産) 1個 | 薄力粉 50g |
玉ねぎ 1/2個 | 水 80cc |
茎わかめ 30g | |
油適量 |
天つゆ |
出汁600cc |
薄口醤油100cc |
みりん100cc |
1日の気温差が激しく、風邪など体調を崩す方も増える時期。この時期はうっかり日焼けにも気を付けたいですね。
体の免疫力アップにも美肌対策にも「腸を活性化」させることが重要。「茎わかめ」は腸内の善玉菌のえさとなるため、おすすめの食べ物であることをお伝えしてきました。
今回はこの茎わかめの効果を更に高めてくれる、食事にプラスして頂きたい"油"をご紹介します。
●油が細胞を整える?
"油"と聞くと、"太る" "美容の敵"など、ネガティブなイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、実は私たちの体を構成するのに"油"は必要不可欠で、摂り方によっては私たちの体を整えてくれるのです。
私たちの体は60兆個の細胞からできており、細胞の膜を構成しているのが"油"です。油を摂ることで皮膚や髪の毛だけでなく、腸を含めた内蔵などの細胞も作られ、日々修復されていきます。
●細胞を整えるための油の取り方とは?
少し専門用語を使いますが、油には、体の中では構成されず食事から摂る必要がある「必須脂肪酸」と呼ばれるものがあり、その中でも「オメガ6」と「オメガ3」という全く性質の違う2種類の油が存在します。
「オメガ6」は炎症を促進させる働きを持ち、「オメガ3」は炎症を抑える働きがあります。
炎症を促進させるなら「オメガ6」は摂らない方がよいのでは、と思う方もいらっしゃると思いますが、実は、細胞の膜を作るには「オメガ6」と「オメガ3」がどちらも必要なのです。割合としては「オメガ6」が"4"に対して、「オメガ3」を"1"の割合で摂ることがおすすめです。
●良い油は体をキレイにする?
炎症を抑える働きのある「オメガ3」はどのようなものに含まれているか。有名なものだとお魚の油です。EPAやDHAとも呼ばれています。お魚を食べると頭がよくなると言うことを聞いたことがあるかもしれませんが、良い油をとることで脳の細胞も作られるので頭が良くなると言われています。
ただ、なかなかお魚を食べる機会がない方、また料理が面倒という方におすすめなのが、亜麻仁(あまに)油です。亜麻仁油は、ここ数年スーパーなどでも見かけるようになりましたが、「オメガ3」を手軽に摂ることができるおすすめのアイテムです。
亜麻仁油を摂ることで、腸の細胞も肌の細胞も作られます。細胞から腸を整え、茎わかめを食べることで善玉菌を増やし、お通じ改善など腸の活性化とともに免疫力アップ、肌のターンオーバーの活性化を図っていきましょう。
●亜麻仁油のおすすめの取り方とは?
亜麻仁油は熱に弱いという性質があり、炒めたり揚げたりする加熱調理には向いていません。そのため、サラダドレッシングなど料理の仕上げにかけることをオススメします。
*茎わかめ+亜麻仁油+胡麻*善玉菌のエサとなる茎わかめと、細胞を整える亜麻仁油の最強コンビ。このまま食べても、レタスなどの野菜に乗せてもGOOD。茎わかめは胡麻の風味もよく合うためおすすめ♪
*亜麻仁油+オリーブ油+酢でドレッシング*亜麻仁油には少しクセがあるため、オリーブ油を合わせるとクセが抑えられます。オイルにお好みのお酢(穀物酢、バルサミコ酢、赤ワインビネガーなど)を混ぜると、簡単にドレッシングが完成。茎わかめをサラダ感覚でお召し上がりいただけます。
どうしても、飽和脂肪酸やオメガ6などの油に偏りがちな現代の食事。意識的に良質な「オメガ3」の油を取り入れて、体の内側からキレイを目指しましょう!
春は入学、就職、人事異動など環境の変化が多い時期。なんだかお腹が痛い、お腹のハリを感じる、という方も多いのでは…
胃腸はストレスの影響をとても受けやすく、ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、胃腸の機能に影響します。
病的な症状がないのに、腹痛や腹部の不快感、下痢や便秘などをくり返すものを「過敏性腸症候群」と呼びます。この主な原因は精神的なストレスによる自律神経の乱れです。
●ストレス対策に"幸せホルモン"?
私たちの体の中で"幸せホルモン"と呼ばれるホルモンがあるものをご存じでしょうか。
この"幸せホルモン"とは、人が幸せを感じるときに出てくるセロトニンと呼ばれる神経伝達物質です。これが脳の中で作用します。
セロトニンを多く出すことはストレス対策に繋がります。では、このセロトニンを出すためにはどうしたら良いのでしょうか。 ●腸が幸せホルモン製造所?
脳で働くものなので脳で作られると思う方も多いと思いますが、セロトニンは、腸に約90%、血液中に約5%、脳に約5%あると言われており、実は腸がセロトニンの製造所なのです。
少し専門的な話になりますが、セロトニンは体内にアミノ酸の一種であるトリプトファンという栄養素を取り入れることで合成される物質です。
トリプトファンが腸から取り込まれると、血液の中を循環し、腸や脳などでトリプトファン水酸化酵素という酵素をもった細胞によってセロトニンが合成されます。また、合成には腸の中に無数に存在する「腸内細菌」が深く関係しているという報告もあります。
いくらトリプトファンなどの栄養をとっても、腸内細菌のバランスが整っていないと合成ができません。つまり、腸を整えることは、幸せホルモンの製造所を整えることにも繋がるのです。
●幸せホルモンの腸での働きとは?
幸せホルモンこと「セロトニン」が脳で働くと気分を安定させることはお伝えしましたが、腸では主に、消化管の働きに作用し、腸の内容物を肛門まで運ぶ蠕動(ぜんどう)運動を促します。
ストレスによって幸せホルモンが低下すると便秘になったり、お腹が張ったりするのは、このためです。
●幸せホルモンを作るための食事とは?
幸せホルモンのおおもとでもあるトリプトファンを摂ることが大切です。
トリプトファンとは、アミノ酸の一種のため、たんぱく質源である大豆などの豆類や肉、魚介類、乳製品などに含まれます。中でも豆類はトリプトファンの量が多く、消化にも良いのでおすすめです。発酵食品である納豆や味噌は腸内環境も整えてくれるので理想的。
水溶性食物繊維を含む「茎わかめ」は、善玉菌のえさになるため、もちろんおすすめです。
善玉菌のえさを取り入れることで、腸内の善玉菌が増え、腸内細菌のバランスを整えることができ、セロトニンの合成を促進、セロトニンを多く出すことが出来ます。
また、茎わかめのコリコリとした食感は噛むことに繋がり、噛むことはリズム運動と同じ一定の動きを繰り返すもので、これもセロトニンの分泌を促進しストレス物質が減少します。
会議前や、イライラしたり緊張したりしそうなときに、茎わかめを良く噛んで食べることも精神的なストレスの軽減に繋がるのでおすすめです。
茎わかめを食べて、幸せホルモンをどんどん出して、ストレス社会を美味しく楽しく過ごしていきましょう。
冬の乾燥の時期が終わり、息つく間もなく紫外線の時期に突入。肌は1年を通して常にダメージを受けています。自然環境を変えるのは難しいですが、ダメージに負けない肌をつくることは出来ます!
●肌づくりを左右する腸内細菌?
前回のコラム:茎わかめで目指す綺麗な腸とは?で登場した"腸内細菌"が、ダメージに負けない肌づくりのキーワードです。腸内細菌が腸をキレイにするために必要なのは想像できますが、なぜ肌づくりにも関係あるのでしょうか。
腸の中に悪玉菌が増えると、悪玉菌が作り出す毒素が血中に放出されます。その毒素は腸で便秘などの原因を作り出すだけでなく、肌にも蓄積します。肌に毒素が溜まると、乾燥肌になりやすくなったり、紫外線などのダメージを受けた際、肌のターンオーバーがうまくいかずニキビや吹き出物、脂肌、毛穴の開きなどのトラブルが起きやすくやすくなったりします。
このように腸の悪玉菌が増えると、肌にも影響を与えてしまうのです。
●ビフィズス菌が美肌をつくる?
善玉菌のひとつであるビフィズス菌は、肌づくりに欠かせないビタミンB群を産生します。ビタミンB群は、8種類のビタミンの総称です。
中でも、「美肌ビタミン」と呼ばれるビタミンB2は、肌づくりに関係が深い成分です。肌をつくる材料となるたんぱく質や、脂質、炭水化物(糖質)の代謝に関わり、ターンオーバーをサポートしてくれます。皮膚炎の予防にはビタミンB6も欠かせません。ビタミンB2とともに皮脂をコントロールし、ニキビを改善します。
●肌づくりにおすすめの食材は?
また、腸を整え、肌づくりにも必要な善玉菌を増やすためには、えさとなる「水溶性食物繊維」が必須アイテム!「納豆」は水溶性食物繊維だけでなく、美肌ビタミンのビタミンB2も含み肌づくりにおすすめの食材です。ただ、なかなか外出先で摂るのが難しい方には、手軽にとれる「茎わかめ」と「アーモンド」の組み合わせがおすすめです。
茎わかめには豊富な水溶性食物繊維、アーモンドにはビタミンB2が含まれています。腸を整えて、紫外線によるダメージにも負けない、トラブル知らずのキレイな肌を手に入れましょう!
これからの汗ばむ季節に向かって、ツルッと食べられ、栄養バランスのよいヘルシーメニューはいかがでしょう。
今回ご紹介するのは、茎めかぶ、長芋、納豆などのネバネバ食材に、マグロやサーモンのお刺身を混ぜ合わせた一品。味付けは、納豆に付いているタレと辛子を使い、仕上げにゴマ油とゴマでさらに風味を添えます。
刻んでまぜるだけの簡単レシピなので、夕食のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみにもピッタリですよ。
レシピ考案者:新渡戸文化短期大学 2015年3月卒業 食品学研究室卒業研究生 金木尚志
腸活によって花粉症が予防できたり、免役を高めることができたりと、腸活の効果をお伝えしてきましたがそもそも腸活によって目指すべき"きれいな腸"とは、どの様な腸かご存じですか?
●腸に広がるお花畑?
みなさんは、"腸内フローラ"という言葉をご存じでしょうか。他の呼び方で腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)とも言います。
"フローラ"とは、お花畑という意味です。これは腸内にいる細菌を顕微鏡で見ると、まるでお花畑のように見えたことからそのように呼ばれるようになりました。"きれいな腸"とは、この腸内フローラの細菌の構成比率が、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7であることを言います。
●善玉菌、悪玉菌、日和見菌とは?
善玉菌、悪玉菌はテレビなどでも良く耳にするようになりましたが、善玉菌とはヒトの体に有用な働きを持つ菌で、ビタミンの合成、消化吸収の補助や感染防御、免疫を刺激したりします。有名なもので乳酸菌やビフィズス菌などがあります。
悪玉菌は、腸の内容物を腐敗させたり、毒素や発がん物質を産生したりとヒトに悪影響を及ぼす菌のこと。有名なものはウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌などです。
日和見菌(ひよりみきん)は、日和見菌自身は何か働きを持つわけではなく、健康なときは善玉菌の働きを助けおとなしくしていますが、悪玉菌が優位になると、悪玉菌の味方につき腸内で悪い働きをする菌です。代表的なものにバクテロイデス・大腸菌(無毒株)・連鎖球菌があります。
●なぜ善玉菌だけではだめなの?
善玉菌:悪玉菌:日和見菌の理想的な比率は2:1:7ですが、腸に良くない働きをする悪玉菌をゼロにするのが理想なのでは?と思う方もいると思います。ただ、悪玉菌でも常に害を及ぼすわけではなく、消化・吸収を助けたり免疫機能を高めたりする役割も果たしているのです。
中間の働きをする日和見細菌には、まだ名前が無く解明されていない細菌も多くあります。悪玉菌を増殖させず、善玉菌の働きが優勢となるように腸を整え、腸内のバランスを保つことが重要となります。
●キレイな腸の見分け方とは?
腸内フローラをキレイにすると言っても、腸の中は自宅で手軽に見ることは出来ません。そこで腸の状態を判断するのに注目してほしいのが、便です。
健康な人の便は、80%が水分で、残る20%のうち3分の1が食べカス、3分の1が生きた腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜です。良い便とは、いわゆる"バナナうんち"の状態です。色が黄色から黄褐色で固さもかたすぎない。これは、腸内で善玉菌の働きが活発なことを表しています。一方で、黒くなっている、かたい、軟らかすぎるなどは、悪玉菌が活発になっているときです。便秘や腹痛など症状が無くても、自分の便で腸の様子を知ることも大切ですね。
茎わかめなど海草が多く含む水溶性食物繊維は善玉菌のえさとなり、善玉菌の働きを活発にしていきます。薬とは違うため即効性はありませんが、毎日の食事に意識的に取り入れることで、腸そのものが善玉菌の働きやすい腸へと変わっていきます。
茎わかめを食べて、きれいなお花畑が広がる腸に変えていきましょう!
◆お酒を飲む機会が増えてくる季節
春になると、お花見や歓送迎会などのイベントも多く、お酒を飲む機会が増えてきますね。また、最近は季節に関係なく、「外飲み」よりも「家飲み」が多いという人たちも増えています。
いずれにしても、楽しい席ではついついお酒が進んでしまうこともありますが、翌日に辛い思いをしないようにしたいものですね。
では、二日酔いを防ぎ、からだにもやさしい飲み方をするにはどうすればよいのでしょうか?その鍵を握っているもののひとつが「おつまみ」です。
◆お酒の席には欠かせないおつまみ
おつまみが大事な理由は、「お酒の味を引き立て、おいしく飲める」という利点だけではありません。
もし、空腹のままお酒を飲んでしまうと、胃に負担をかけ、さらに血中のアルコール濃度を一気に高めてしまうので、悪酔いや二日酔いの原因にもなります。「何かを食べながら飲んだ方が健康によい」という配慮をしながら、お酒を飲む人が多いのもそのためです。
◆気をつけたいお酒のカロリー
ダイエットや食事療法中といった理由で、普段から摂取カロリーに注意している人は、おつまみに含まれるカロリーにも気を配っていることでしょう。でも、お酒も意外とカロリーが高いので要注意。
日本酒や焼酎、カクテルなどは1杯で180~200Kcal程度あり、これはおにぎり1個分に相当するくらいのカロリーです。アルコール度数が高いお酒はそれだけ高カロリーであり、ビールなど度数が低いお酒もガブガブ飲んだら同じこと。
油っこい物や甘いデザートを食べると「カロリーを摂りすぎた」と罪悪感を感じるものですが、飲み物のカロリーは無自覚になりがちなので、お酒のカロリーとおつまみのカロリー、両方に気をつけることが大切です。
◆おつまみに求められるポイントは?
では、みなさんがおつまみを選ぶ際にポイントとなるキーワードは何でしょう?あるアンケート調査によると、「塩味がきいている」「サッパリしている」「手間いらず」「低カロリー」「ヘルシー」「歯ごたえがある」「つまんで食べられる」などが上位を占めました。
では、消費者が求めるこれらのポイントをクリアした、理想的なおつまみがあることをご存知ですか?そう、それが「茎わかめ」なのです。
もともとお酒のおつまみには、塩味を中心としたものが好まれるのですが、茎わかめの味付けはまさに程よい塩味。しかも酸味もあってサッパリしています。また、袋から出して、指でつまんですぐに食べられる手間いらずで、歯ごたえがあって低カロリー。
さらに、茎わかめは食物繊維が豊富なので、お酒に含まれる糖質の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇も防いでくれます。
こんなにもみなさんのリクエストにピッタリなおつまみはなかなかないでしょう。もし、次にお酒を飲む機会があったら、ぜひテーブルに茎わかめをお忘れなく。
〈参考文献〉文部科学省ホームページ:第2章 日本食品標準成分表 し好飲料類(PDF:145KB)https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/02/16/1365343_1-0216r9.pdf
レシピ考案者:新渡戸文化短期大学 2015年3月卒業 食品学研究室卒業研究生 金木尚志
みなさんは餃子を作るとき、具に何を入れますか?基本は、豚挽き肉、キャベツ、ニラ、ニンニクなど。そのあとは、お好みで何を入れても自由ですよね。そこで、今回はいつもとひと味違う「茎めかぶ」を加えた餃子にトライ!
材料(2人分) | |
豚挽き肉 150g | しょうゆ小さじ 1/2 |
キャベツ 100g | 塩小さじ 1/2 |
茎めかぶ 60g | みそ大さじ 1 |
長ネギ 35g | おろしにんにく 3g |
ニラ 20g | オイスターソース 1/2 |
おろししょうが 3g | 餃子の皮 12枚 |
大葉 3g | ごま油 少々 |
気候も暖かくなってきましたね。春らしい陽気の訪れが嬉しい反面、猛威をふるいだしているのが、花粉症。
年々威力を増しており、今年も去年に比べて多いところでは花粉が3~4倍飛散するとも報道されていました。もうすでに鼻や目のかゆみ、肌の湿疹など、症状が現れている方も多いのではないでしょうか。
花粉症対策としてマスクやメガネ、またお薬を飲んでいる方も多いと思いますが、実は、花粉症を根本的に解消するために効果的なのが「腸活」です。
●なぜ、花粉症が起こるのか?
私達の体は、外部から侵入してくる細菌やウイルスなどの異物(=抗原)から身を守るため、免疫というシステムを備えています。免疫システムによって、侵入してきた異物に対して、それを撃退するための物質(=抗体)を作り、再度侵入してきたときには異物を排除できるような仕組みを作ります。
では、なぜ花粉には免疫システムが働かないのか。実は、花粉は、多くの場合、身体にとって敵ではないため、本来、花粉で免疫システムが働くことはないのです。しかし、免疫が花粉に過剰に反応し、体にとって“有害”とみなすと、花粉が体内に侵入するたびに“抗体”がつくられます。
抗体が増え続け一定量を超えると、体が花粉を排出しよう!と動くため、粘膜を刺激するヒスタミンなどが放出されます。その結果、鼻や目、のどが反応して、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、のどの違和感といった症状が起こるのです。
つまり、花粉症は免疫システムの誤作動によって症状を発生しているのです。この原因には、遺伝、排気ガスや大気汚染、花粉の増加もありますが、実は腸内環境の乱れも大きな要因なのです。
●腸と花粉症の関係とは?
免疫システムの誤作動で起こっている花粉症ですが、その免疫システムを持つ"免疫細胞"の多くが腸に集中しています。腸がうまく働いていない人の多くは、腸の免疫細胞も乱れやすくなり、花粉症にもかかりやすくなります。
●花粉症対策に良い食事とは?
免疫細胞をもつ腸を整えることで免疫力は上がり、花粉症対策につながります。腸活のおさらいとなりますが、腸に良い食べ物は「茎わかめ」などの海藻類。善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を含み、腸内環境を整えます。
また、納豆、味噌、ヨーグルトなどの発酵食品を摂ることで、善玉菌の数を増やすことに繋がります。花粉症がつらい時期、ご飯のお供には納豆を、間食には水溶性食物繊維が他の海藻類よりも多い茎わかめを取り入れたいですね。
さらに、免疫細胞の活性化には、抗酸化作用が高いビタミンCも欠かせません。
食生活の乱れ以外にも、ストレスを感じやすい人やタバコを吸う人、お酒をよく飲む人はビタミンCの消費量が多く、不足しやすいのでこまめに補給していきましょう。ビタミンCは熱に弱いものや、水に溶けやすい性質もあるため、生野菜や果物で摂ることがおすすめです。
もうすでに花粉症の症状が出ている方は、まずは花粉が体内に入らないよう、マスクやメガネで予防して、症状を軽減するためにも、また来年こそは花粉症に負けない体にするためにも、腸活で免疫力をあげていきましょう!
◆体にも心にも、なくてはならないカルシウム
ワカメには様々なミネラルが含まれていますが、その中でも特にカルシウムが多く含まれています。
カルシウムは、人の体に一番多く存在するミネラルで、体重50kgの人で約1kgのカルシウムを体内に持っていると言われます。その99%が骨や歯、残りの1% が血液や腎臓、皮膚などに存在しており、私たちの体を組成する、なくてはならない栄養素であることがわかります。
健康な人の体液は弱アルカリ性に保たれていますが、カルシウムが不足すると体液が酸性に傾き、様々な異常が出てきます。
例えば、カルシウムには神経や筋肉の興奮を鎮める働きがあるので、カルシウムが不足すると、ちょっとした刺激でも神経が興奮してイライラしやすくなります。周りで怒りっぽい人がいたら、ひょっとしたらカルシウム不足かも。カルシウムは体にも心にも必要な栄養素なのですね。
◆日本人はカルシウム不足になりやすい
カルシウムは様々な食材に含まれ、中でもチーズやヨーグルト、牛乳といった乳製品に多く含まれます。欧米人の多くは、1日1リットルくらい牛乳を飲みますが、日本人には、そもそも牛乳が嫌い、乳製品に対してアレルギーを持っている、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするなどの理由で、乳製品を摂取しない・できない人が比較的多く見られます。
元々日本の伝統食では、海藻や小魚からカルシウムを摂取していたのですが、食の欧米化と共にカルシウムを摂る機会が減ってきてしまいました。
◆吸収されにくいカルシウムを効率よく吸収するには
カルシウムが不足がちになるもう一つの理由は、カルシウムの体への吸収率があまり良くないことが挙げられます。
食事から摂ったカルシウムは小腸の上部で吸収されますが、このときカルシウムの吸収を助ける栄養素がビタミンD。また、カルシウムを骨へ吸収させる時にもビタミンDは必要となります。
私たちの皮膚が紫外線にあたることでビタミンDは合成されますから、日光を極度に避けていたりすると、体内での合成が不十分となり、ビタミンD不足の原因にもなります。
日本人は昔から海藻類や魚類などをたくさん食べてカルシウムを摂ってきました。また、カルシウムの吸収をよくするビタミンDも魚類に多く含まれます。和食を見直し、日頃から魚や海藻をしっかり食べましょう。
そして1日に必要なカルシウム分を補うために、おやつやおつまみとして手軽に食べられる「茎わかめ」を活用することが、カルシウム不足へのひとつの答えになるかもしれませんね。
次回の「茎わかめコラム」では、「日本人に不足しがちなカルシウム ワカメで手軽に摂りましょう (後編)」をお届けします。とくに、成長期や壮年期、高齢期の人たちにとって、カルシウムがなぜ必要かを考えます。どうぞお楽しみに。
〈参考文献〉■西澤一俊 「ワカメが高血圧も成人病もハネ返す」 主婦の友社 1986年 ■辻啓介 「わかめ・ひじき〜食物繊維とミネラルで成人病にさよなら」 日本放送出版協会 1993年
ここ数年、朝活、涙活など「〇+活」という言葉が生まれる中で、健康や美容に効果的であるとして腸を活性化していく「腸活」が話題となりました。
ブームになった背景として、便秘や張りなどのおなかの悩みが、女性だけでなく、男性や小さなお子さまも抱える悩みの1つとなっていることが挙げられます。
●そもそも、お通じが悪くなる要因とは?
食生活の乱れ、ライフスタイルの乱れ、ストレス など。身近に起こるこれらの要因によって腸内環境が乱れ、お通じが悪くなってしまいます。
●お通じが悪くなると?
「栄養素の吸収力低下」「老廃物の排出力低下」「有害物質の発生・吸収」が起こりやすくなります。腸は栄養を吸収する他、老廃物の排泄、解毒、ビタミン合成など体にとって大切な働きをしているため、これらを放っておくと身体に毒素が溜まり、便秘や肌のトラブルだけでなく、生活習慣病の原因となることも。
逆に言えば、腸を整えることでお通じが改善、老廃物が排泄でき、体も健康になり、お肌もキレイに!!腸活によって、体の内側から磨かれていきます。
ブームを機に腸活として、運動・ファスティング・酵素ドリンクなど様々な健康法が出てきました。その中でもここでは、腸活における「食べ物」のポイントをご紹介します!
●腸活におススメの食べ物とは?
キーワードは、"食物繊維"
腸を整えるのに食物繊維が良いと聞いたことのある方も多いと思いますが、自分の腸に合わせて食物繊維を摂ることが必要です。一般的に、野菜に食物繊維が多く含まれているというイメージがありますが、実は野菜の食物繊維だけでは腸活には効率的とは言えません。
野菜や穀類に多く含まれるのは、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」。これは、胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して腸のぜんどう運動を活発にし、便通を促進する働きがあります。食事量が少なく、便が出にくい方、また腹筋などが弱く、便を押し出す力が弱い人には必要な食物繊維です。
ただ、腸内環境を整えるという面では、水に溶ける「水溶性食物繊維」が必要です。なぜなら水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きをします。現代人の多くは肉食などの影響で悪玉菌が増え、腸内環境が乱れ腸のトラブルを抱えている方が増えています。
善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を多く含むのが、海藻類や果物など。海藻の中でも「茎わかめ」は、葉わかめやめかぶの約2倍、もずくの約3倍の食物繊維を含みます。もちろん、海藻や果物を摂るだけでも良いですが、水溶性食物繊維をヨーグルトや発酵食品などの善玉菌と合わせてとることもおすすめです。
●おすすめの食べ方は?
そして、食事の際に忘れてはいけないのが、水分補給。水溶性食物繊維は、体内の水分を吸収するため、いつもより水分をこまめにとるように意識することも大切です。
腸内環境は1日で変化するものではありません。1度に沢山食べるのではなく、少しずつでも毎食取り入れて、からだの内側から磨いていきましょう!
ダイエット、今では当たり前のように使われている言葉ですが、どのような意味で使っていますか?多くの人は、"痩せるための方法"として使っているのではないでしょうか。
実は"ダイエット"というのは、アメリカの医師と管理栄養士が考えた"正しい食事"のプログラムのことを指しています。これは主に超肥満者向けに立てられたもので、肥満改善=痩せるという認識が生まれ、食事以外の運動などの痩せるための方法を総称してダイエットという言葉が使われるようになったのです。
本当のダイエットとは、食生活をそれぞれに合った正しいものにしていくこと!
●それぞれに合った正しい食生活とは何か。
バランスのとれた食事といっても、体格、性別、活動量によっても大きく変わります。何を基準とするのが良いのか、それはきちんとその人が『消化・排泄』できる食事です。
現代は飽食の時代とも言われ、体の消化能力を越えた量を食べている事が多くなっています。また重ねて問題なのが、消化・排泄の能力自体が低下していることです。
戦後、食の欧米化により肉を多く食べるようになりました。しかし日本人は、玄米や野菜を中心に食べてきたため、草食動物と同じように欧米人より長い腸を持っています。
肉は消化しにくいことから、未消化のものが腸に長く停滞しやすく、腐敗を起こしガスが発生したり、便秘になったりします。実際にいま、男女問わず多くの人がお腹(腸)に悩みを抱えています。
●腸がうまく動かないとどうなるでしょうか。
栄養を取り込めず、体は必要な栄養が不足していると錯覚して、食べ物を要求し過食の原因となります。
また、腸が滞り排泄できないと、過剰な栄養は体に溜め込まれ、脂肪となります。つまり、腸がうまく働かないと肥満に繋がりやすくなります。
ダイエットとして、様々な食事法が出てきました。しかし、その前提として、きちんと排泄できる体がないと、いくら良いものを取り入れても意味がありません。
●では、その腸を整えるために、何が効果的か。
そこで活躍するのが茎わかめ。
実は、茎わかめを摂ることで腸が整い、便秘解消、痩せやすいからだづくり、また美肌づくりなどメリットがたくさん生まれます。
手軽に継続しやすい茎わかめでの腸活について次回、詳しくお届けしたいと思います。(次回記事『からだの内側から磨く「腸活」には茎わかめ!?』はここをクリック)
レシピ考案者:新渡戸文化短期大学 2015年3月卒業 食品学研究室卒業研究生 金木尚志
日本人ならみんな大好きなお好み焼きですが、今回はちょっと変わったさっぱり味のお好み焼きをご紹介します。
そのコンセプトはもちろん茎わかめ。コリコリとした新食感と、栄養バランスの良さを同時に楽しめます。
また、入手可能なら、富山の白エビだしを隠し味で入れるとおいしさがさらにアップ。つけだれも、いつものソースではなくポン酢でいただくと、茎わかめの酢の風味とマッチしていっそうさっぱり感を味わえます。ふだん海藻をあまり食べないという方にも、こんなお好み焼きなら抵抗感なく召し上がれることまちがいなしですね。
長ネギ | 50g |
キャベツ | 100g |
茎わかめ | 30g |
豚バラ肉 | 35g |
長いも | 50g |
薄力粉 | 50g |
卵 | 1個 |
白えびだしスティック | 1袋 |
(かね七株式会社製:富山県) カツオ、昆布だしスティックでも代用可 |
トッピング
鰹節、青のり 適量
つけだれ
市販のめんつゆ2:ポン酢1
栄養価(1人前365gあたり)
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | ビタミンC |
474kcal | 18.8g | 18.8g | 56.0g | 1024mg | 745mg | 2.1mg | 2.0mg | 0.19mg | 51mg |
他にも簡単に作れる腸活レシピをコラムで紹介しています!ぜひご覧ください。
岩手県大槌町取材の最終回は、復興の一環として、壮関の工場を誘致した大槌町のトップである平野公三町長にインタビュー。大槌町の魅力と今後の復興への思いを語って頂きました。
岩手県大槌町 平野公三町長
「大槌町は自然が豊かで、おいしいものがたくさんありますよ」
◆はじめに、大槌町の魅力についてお話しして頂けますか?
平野町長:私は生まれてからずっと大槌の空気を吸って生きてきたので、この町の素晴らしさは体に染み込んでいます。とくに、海が育んでくれる食べ物は何でもおいしい。3月のワカメに始まり、5月頃のマンボウ、6月からはウニ、夏になるとスルメイカ、初秋のサンマ、初冬の鮭、アワビなど、旬の幸を1年中食べられる幸せは何ごとにも代えがたいですね。
海に浮かぶ赤いブイはワカメ養殖の目印
◆震災から7年目を迎え、今、町として力を入れている点は何ですか?
平野町長:大槌町では東日本大震災の津波で住民の約1割に当たる1,285人が犠牲になりました。さらに、震災後は仕事を求めて若い世代が町を出ていったことで、県内でも人口減少率が1位になるほどで、高齢化も課題になっています。まずは、住民のみなさんの生活の場を取り戻すことを第一に行政を行ってきましたが、次の段階として、産業の活性化にも重点を移してきているところです。
津波が押し寄せて、多くの犠牲者を出した旧役場庁舎
「復興への一助になればと、壮関さんが企業立地に応えてくれました」
◆壮関の工場を誘致するまでの経緯をお聞かせください
平野町長:町の発展のために企業を誘致したいと考え、2014年に全国約1,000社の企業を選んでアンケートを送付して、大槌町への進出意向を伺ってみました。その中から、事業拡張で工場を建設する予定があるという企業が興味を示してくださいました。それが壮関さんだったのです。
◆企業を誘致したい町と、生産拡大を計画していた企業のタイミングがぴったり合ったということですね
平野町長:はい、町からアンケートを送付した翌月に、壮関さんのトップの方々が大槌町へ視察に来てくださったほどです。そこで、企業誘致に関する支援制度も紹介して、前向きにご検討いただいた結果、その半年後の9月に、壮関さんと大槌町の間で工場立地協定の調印まで、トントン拍子で進みました。壮関さんは順調な業績を背景に、栃木県の本社内に第2工場をつくる予定だったのですが、大槌町の復興と雇用に貢献したいという思いで計画を変更してくださったのです。
◆壮関の主要製品が三陸地方で採れるワカメを原料としていたことも関係があったのでしょうか
平野町長:そうですね。壮関さんはずっと三陸産のワカメにこだわりを持っていたそうで、大槌がその産地のひとつということもあったでしょうね。おかげさまで、2015年8月に地鎮祭、その翌年5月に落成と、操業まで順調に漕ぎ着けました。
2016年5月に落成した壮関大槌工場
「これからもインフラを整備して、大槌町の魅力を広めていきたいですね」
◆壮関の工場ができてどのような恩恵がありましたか
平野町長:工場で働くマネージャーから従業員まで、多くが地元の人たちですから、人口流出に悩む被災地として、雇用を生み出してくれたことに何より感謝しています。町として生活の場の再建を第一に考えてきましたが、その生活を支えるのが産業であり、職場でありますから、働く場ができることは、町だけでなく、地域全体の復興事業として大きな意味を持っていると思います。
◆茎わかめという全国で販売されている商品が大槌で製造されていることも自慢になりますね
平野町長:その通りです。大槌の工場で生産している商品が全国で売られているというのは素晴らしいことです。うちのお父ちゃん、おばあちゃんが、こんなにおいしい食品をつくっているんだというプライドを多くの町民が持ってくれたらうれしいですね。
大槌町のさまざまな特産品を写真とともにお話しする平野町長
◆壮関の2人の社員が、栃木県の本社から大槌工場で働きたいと移住して来ました。こういう人たちがこれからも増えてくるといいですね
平野町長:ありがたいことですね。そういうUターン、Iターンの方々を増やしていくためにも、住む所をはじめ、生活のインフラをしっかり整備していかなければなりません。そうすることで、大槌を好きになっていただくことが大事です。先ほど大槌のおいしい食べ物の話をしましたが、冬でも雪は降らないし、夏はサーフィンもできます。私はここを「岩手の湘南」と呼んでいるんですよ(笑)。そんな大槌を好きなファンは全国にたくさんいます。壮関さんの茎わかめがそんな大槌ファンをさらに増やしていってくれるものと期待しています。
旧大槌小学校の校舎を復旧・改築して使われている現町役場庁舎
小高い丘の上にある大槌城址・城山公園から、復興の進む海岸をのぞむ
NHKのテレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったといわれる蓬莱島
3回にわたってお届けした岩手県大槌町からのスペシャルレポートはいかがでしたか。機会があればまた訪れて、新しいレポートをお届けしたいと思います。お楽しみに。
取材・文:青木一夫
前編( ワカメは食物繊維の宝庫 毎日の健康に不可欠な栄養素のひとつです(前編))では、ワカメに多く含まれる「食物繊維」とはどんな栄養素なのか、私たちの体のためにどんな働きをしてくれるのか紹介しました。
そこで後編では、ワカメに含まれる「食物繊維」の種類と働きについて、さらに詳しく見てみましょう。
◆ワカメの食物繊維には「水溶性」と「不溶性」がある
食物繊維とひと言で言っても、大きく「水溶性」と「不溶性」の2つに分けられます。
水溶性とは文字通り水に溶ける性質があり、ワカメに含まれる水溶性食物繊維の代表には「アルギン酸」や「フコイダン」があげられます。一方、不溶性は水に溶けない食物繊維で、代表例として「セルロース」があります。
これら水溶性と不溶性の両方の食物繊維を含んでいることが、ワカメの食物繊維が「量」だけでなく「質」にも注目されている大きな理由のひとつなのです。では、水溶性と不溶性の食物繊維の違いとは何でしょう?
◆水溶性食物繊維「アルギン酸」の働き
乾燥ワカメで約30%含まれている「アルギン酸」は、摂取した際に体内の塩分を排出する働きがあるため、血圧の上昇を抑えてくれます。味噌汁の具にワカメなどの海藻を入れるのは、味噌の塩分による体への負担を少なくする日本人の知恵と言ってもよいでしょう。
また「アルギン酸」には、血液中のコレステロールを減らす働きもあると言われています。コレステロールが多くなりすぎると血管の中で固まり、血栓症や動脈硬化などの病気を引き起こす原因になりますが、「アルギン酸」は血液中のコレステロールを包み込み、そのまま体の外へ送り出すことによって、腸でのコレステロールの吸収を防ぎ血液中のコレステロールを下げてくれます。
◆不溶性食物繊維「セルロース」の働き
乾燥ワカメに8%ほど含まれている「セルロース」は、腸の中で水を含むと数倍から十数倍にふくらみ、腸の中でできる便の量を増やしてそのまま便として排出されるため、便秘の解消につながります。まさに、便秘予防のために働いてくれる「腸のお掃除係」というわけですね。
さらに「セルロース」は腸の壁を刺激して、腸のぜん動運動を活発にし、便が腸の中に長く留まることを防いでくれます。便が腸を通過する時間が短いということは、便の中の有害物質が吸収されることをなるべく防いでくれることになり、私たちの体を正常に保つために大切な仕事をしているのです。
いかがですか。ワカメに含まれる食物繊維は、体の中で一生懸命私たちの健康のために働いてくれているのですね。おやつやおつまみとして美味しく食べられる「茎わかめ」で、働き者の食物繊維を手軽に摂ってみませんか。
前回に引き続いて、岩手県大槌町にある壮関の工場取材第2回目をお届けします。今回は、茎わかめをはじめ、昆布製品やするめソーメンなどの製造に従事する社員の月山慶子さんにインタビュー。おいしい茎わかめを作り、それを日本中に届ける仕事のやりがいや楽しさについて伺いました。
株式会社 壮関 大槌工場のエントランス・サイン
◆もっと働きたいという想いと、新工場の建設が重なった
生まれてから60年間、大槌町以外に住んだことがないという月山さん。以前は町内にあった時計組立工場で働いていましたが、工場がなくなってからは家で農業をしていました。
そんな折、壮関が大槌町の復興の一助に新しく工場を建設すると聞いて、「まだまだ働きたい、人の役に立ちたい」との想いからすぐに応募を決めました。
「私のような年齢になると、大槌で働きたいと思っても働き口は多くありません。だから、壮関が震災復興の一助になればと工場をつくり、雇用を生み出してくれたことは本当にありがたいですね。2016年5月に操業を始めて1年半になりますが、下は20代から上は私くらいまで、幅広い年齢層の人たちと一緒に仕事ができて楽しいです。会社へ行きたくないと思った日なんて1日もありませんよ」と、月山さんは笑顔で語ります。
大槌工場 月山 慶子さん
◆大変なこともあるけど、やりがいの方が大きい
大槌工場で働いているのは地元の人ばかり。月山さんの妹さんをはじめ、社員はみんな顔なじみです。マネージャーや同僚も年下ですが、言いたいことははっきりと言い合い、改善すべきところは意見を出し合って、より良い製造環境を創り出していこうという前向きな雰囲気があるので、毎日が充実しているとのこと。
では、仕事で大変なことは?と聞いてみると、やはり年配者にとって1日7時間以上の立ち仕事は体力がいると言います。でも、日によって、さまざまな作業を交代で担当していくので、いろいろな製品づくりに携わることができ、それを日本中の人たちが口にしてくれるのが何よりのやりがいとのことです。
「ここで働く前から、おやつやおつまみとして茎わかめはよく食べていましたが、今では友だちや親戚の集まりなどがあると、茎わかめを持っていって、『おいしいでしょ? だって、私が作っているんだもの』と自信を持って薦めています。私の孫も、『おばあちゃんの作った茎わかめが大好き』なんて可愛いことを言ってくれてホントうれしいですね。」
菅原マネージャーとは仕事の息ピッタリ
◆お昼休みはさながら茎わかめ料理の試食会
大槌町のある三陸地方は昔からワカメの一大収穫地。月山さんをはじめ、みんな子供の頃から毎日食べているので、ワカメを使った料理もたくさん知っています。だから、茎わかめなど壮関の製品を活用したメニューを工夫するのも楽しみのひとつ。工場のお昼休みともなると、「今日はこんな煮物を作ってきたよ」などと言いながら、みんなが持ち寄った茎わかめ料理を試食し合うことも。
「みんないろいろな茎わかめメニューを考えてお弁当に入れてきます。この経験を活かして、新しい商品を開発できたらもっと楽しいでしょうね。いつかやってみたいです」と、抱負を語る月山さんに、前回のコラムで登場した菅原マネージャーもひと言。
「月山さんは貴重な戦力だから90歳まで働いてもらわないとね。クルマの運転ができなくなったら、私が送り迎えするから」と笑います。
こんな和気あいあいとした雰囲気の中、大槌工場で1日に作られる茎わかめ製品の生産量は5〜6トンにもなるというから驚きです。壮関の茎わかめのおいしさの秘密は、ワカメとともに暮らしてきた大槌の人たちの愛情がこもっているところにあるのでしょう。今度、みなさんが茎わかめを口にする時は、ぜひ、大槌工場で働く人たちの顔を思い浮かべてもらえたらうれしいです。
大槌工場に勤める小林 桃菜さん(22)
以前は栃木県にある壮関の本社に勤務していましたが、大槌に工場ができることを知り、震災復興に少しでも貢献したいと思い立って単身移住を決意。現在は町民として町の発展を支えています。
ベルトコンベアを流れる、洗浄された茎わかめ原料
脱塩した原料を脱水して水気を切っていく工程
茎わかめを手作業で袋に入れる最終工程
個包装されたおなじみの茎わかめが次々と出来上がっていきます
製品の最終検査は間違いがないよう目視で行っています。
次回は大槌工場スペシャルレポート第3弾として、大槌町がどのような経緯で壮関の工場を誘致したのかを町長にインタビューします。どうぞお楽しみに。
取材・文:青木一夫
◆「食物繊維」って「食べ物の糸」のこと? いいえ、目には見えない大切な栄養素
わかめは食物繊維の宝庫です。乾燥重量の約30〜40%が食物繊維と言われるほど。この高い含有率のおかげで、他の食品と比べて効率よく食物繊維が摂れるというわけです。
でも、そもそも食物繊維って何?ひょっとして食物に含まれる糸のようなモノ?実は、食物繊維とは目には見えないほど小さい、大切な栄養素のひとつ。他の栄養素にはないまったく異なる役割があるのです。
◆消化されない栄養素 それが食物繊維
例えば、ほとんどの栄養素は消化されていくうちに、小さな分子レベルにまで分解され、腸から吸収されていきます。たんぱく質ならアミノ酸に分解されて体の一部を作っていくし、炭水化物や脂質も分解されて体を動かすエネルギーになるというわけです。
ところが、食物繊維は人間の消化酵素では分解されないため、長い間、体にとって栄養にならない不要なものと考えられてきました。
この定説を破った人物がイギリスの医師デニス・バーキット博士。1970年代になって、「欧米人に比べてアフリカの原住民に大腸がんや糖尿病、心筋梗塞などの成人病が少ないのは、彼らが食物繊維を大量にとっているからだ」との研究成果を発表し、その後のさまざまな研究で、この説が正しいことが明らかになったのです。
◆食物繊維のはたらきは多彩
では、消化されず、腸から吸収もされない食物繊維は、私たちの体のためにどのような働きをしてくれるのでしょうか。代表的なものをあげてみましょう。
◆不足しがちな食物繊維は茎わかめで手軽に
日本では昔から野菜や海藻をたくさん食べる習慣があったので、食物繊維を食事からたくさん摂っていましたが、最近では、伝統的な和食だけでなく多様な食生活へと変化してきました。その結果、肉や加工食品を食べる割合が高くなり、食物繊維も不足しがちに。便秘や体調不良、欧米型の成人病増加の原因になっているとも言われています。
日本人が好んで食べてきた食品の中には、食物繊維が多く含まれるものがたくさんあり、海藻はその代表例のひとつです。食事だけでなく、おやつやおつまみとしてもすぐに食べられる個包装タイプの「茎わかめ」なら、現代人に不足しがちな食物繊維を手軽にとることができますね。
次回の「茎わかめコラム」では、「ワカメは食物繊維の宝庫 毎日の健康に不可欠な栄養素のひとつです (後編)」を掲載します。ワカメに含まれる食物繊維の中で、とくに大切な不溶性食物繊維の「セルロース」や、水溶性食物繊維の「アルギン酸」「フコイダン」にスポットを当て、その驚くべき効用についてお届けします。どうぞお楽しみに。
〈参考文献〉■辻啓介 「わかめ・ひじき〜食物繊維とミネラルで成人病にさよなら」 日本放送出版協会 1993年 ■西澤一俊 「ワカメが高血圧も成人病もハネ返す」 主婦の友社 1986年
10月28日、29日に開催された新渡戸文化学園の新渡戸祭に、参加させていただきました。台風が近づく悪天候にもかかわらず、学生たちが主体となって積極的に参加し、工夫を凝らした企画で来場者をもてなしていました。
学生たちは日頃から食育や食物栄養に取り組んでいますが、当日は、食品学研究室の卒業研究テーマで扱う「茎わかめ」のアンケート調査を実施しました。アンケートにご協力いただいた皆さまへのお礼として、壮関の「シャキシャキ茎わかめ 梅しそ味」を産学協同の一環で提供させていただきました。
アンケート調査では、様々な年代の方にお答えいただきました。
終了後に実際に茎わかめを召し上がっていただくと、食感や味わいに好評価をいただきました。アンケート結果では、茎わかめを知っていると答えた方は約60%にのぼり、認知度が高いことがわかりました。しかし「どのくらいの頻度で食べますか」の質問には、約35%の方が「ほとんど食べたことがない」という結果になりました。茎わかめを知っているにも関わらずまだ食べたことが無い人は多いようです。
「茎わかめ」はミネラル・食物繊維が豊富なうえに、低カロリーな健康おやつです。勉強や仕事中の気分転換や栄養補給に、皆さまにもっと手軽に手に取っていただけるよう、これからも茎わかめ情報をたくさんお届けします。
おやつやおつまみとしてたくさんの人たちに愛されている茎わかめ。では、茎わかめを作っているのはどんな人たちなの?
そこで、岩手県大槌町にある壮関の工場を訪ねてみました。2016年5月に落成したばかりの真新しい工場では、茎わかめを中心に、茎めかぶ、昆布製品、するめソーメンなどを製造。全国のお客様へ海のおいしさをお届けしています。今回は、大槌工場の操業責任者である菅原秀一マネージャーにインタビュー。おいしい茎わかめ商品が生まれる現場を紹介します。
株式会社壮関 大槌工場
◆大槌町に工場ができると聞いて迷わず応募
菅原さんは生まれも育ちも大槌町の隣にある釜石市。以前は、少し離れた北上市の自動車部品工場で働いていましたが、東日本大震災で3人の身内を亡くしたのを機に、現在実家のある大槌へ移ることに。そんな折に、壮関が大槌町に工場を建てることになり、町内で働く絶好の機会と応募したそうです。
「壮関は、3年ほど前に増産をはかるために、栃木県矢板市の本社に第2工場を建設する予定でしたが、ちょうどその時、大槌町から企業誘致のラブコールがあったのです。壮関の茎わかめには三陸産のワカメが使われているし、震災復興の雇用創出という意味合いからも町の発展に貢献できると考えた壮関は、大槌に生産拠点をつくることに決めました。この決断によって、私も近くに新しい職場を見つけることができて本当に幸運でした。」と、菅原さんは笑います。
大槌工場 菅原秀一マネージャー
◆1年間本社で研修を受けて食品製造のプロに
こうして壮関に勤務することになった菅原さんでしたが、食品業界は初めての経験。しかも、新しい工場をつくるというのですから並大抵のことではありません。栃木の本社で1年間におよぶ研修を受けながら、食品を扱う難しさと、一から生産現場をつくり出す喜びを知ることができたそうです。
「食品加工で大切なことは衛生面と品質管理です。そこで、壮関の工場はHACCP(ハサップ)という食品製造の安全を確保するための管理手法の認証を取得。製造・出荷のどの工程で微生物や異物混入が起きやすいかという『ハザード(危害)』をあらかじめ予測・分析して被害を未然に防ぐのです。こうした安全面の知識とノウハウも徹底的に学んできました。」
おいしさとともに安心をお客様に届けるために、菅原さんたち社員のひたむきな努力が続けられているのです。
◆一貫生産体制により大槌ブランドの茎わかめも近々登場
現在、大槌工場では、茎わかめの洗浄から調味を行い、出来上がった製品を本社工場へ移送。そこで包装して市場へ送り出していますが、近々、包装まですべて大槌工場で行う計画になっています。
「大槌で原料の洗浄・加工から包装・出荷まで、一貫生産できるようになれば、製造工場として大槌という名前が入るでしょう。私たちが毎日生産している商品が、大槌ブランドとして新たな一歩を踏み出すときが間もなくやってくるのはうれしいですね。」
菅原さんも含めて、工場で働く社員は地元の人たち。それだけにみんな大槌町民のプライドを胸に働いています。
「壮関が大槌へやってきて雇用をつくり、町に活気を与えてくれています。三陸の海からの贈り物であるワカメを、私たちの手で商品にして、日本中の人たちに食べていただけるのは本当に幸せなこと。20年前、茎わかめを生み出した壮関の先輩方の想いを大切に受け継ぎながら、これからもおいしい茎わかめを大槌からお届けしていきたいですね。」と、菅原さんはインタビューを締めくくってくれました。
清潔で広い工場内
マイナス18℃の冷凍庫で保存されるわかめ原料。ここに10分もいると凍えそうです。
大量のわかめ原料を水で洗浄。工場全体で1日400トンの水を使います。
1箱30Kgある箱を上下に振って液体調味料を切るタフな作業。
機械だと異物混入の可能性があるので人の力が頼りです。
おなじみの茎わかめが次々と出来上がっていきます。
次回は壮関大槌工場スペシャルレポート第2弾として、工場で働く社員が感じているやりがいについてインタビューします。どうぞお楽しみに。
取材・文:青木一夫
今回は、ワカメ以外の海藻に注目してみました。図鑑を見てみたところ、一見海藻とはわからないようなものなど、海にはとても面白い形をした海藻がたくさんあることが分かりました。
そこで、ユニークな形の海藻を中心に、茎わかめLIFE編集部で作成したイラストを使って御紹介します!
1.イカノアシ
こちらは、「イカノアシ」です。名前の通り、まるでイカ足のスルメのような形をしていますね。硬くて弾力があり、乾くと色は黒く、ヘナヘナとなってまるで太いきくらげのような状態になるのですが、水を含んでいると、暗赤褐色・黄褐色なんだそうです。高さは、25センチほどあるとのことで、イカの足よりは少し長いようですね。
2.フクロフノリ
フクロフノリは、北海道・本州・四国・九州・南西諸島で見ることができます。大きな渦を巻いているように枝が伸びていて、先端が手のひらを広げたようにパッと開いた不思議な形をしています。この枝の中は袋状になっていて、空洞ができているそうです。食べることもできるため食用に加工され、そのほか、糊の原料としても利用されているとのことです。
3.ウミトラノオ
ウミトラノオは、その名の通りトラの尻尾のような形状をしています。表面には、短い毛が生えているようにフサフサして見えます。毛の生えた蜘蛛のように見えて、なにやらモソモソと動き出しそうな雰囲気です。海中の潮間帯という、潮の満ちひきが発生する場所に生息しますが、まとまっていると、まるで動物の尻尾がたくさん生えているように見えます。長さ1メートルのものもあり、日本各地に生息しているそうです。
4.ウミウチワ
その名の通り、うちわ・扇のような形をしている、ウミウチワ。直径も20~30cmあるとのことで、私たちが使っている本物のうちわと同じくらい大きさですね。海中では、たくさんのウミウチワが少し内側にカールしているような状態で、群生しています。このウミウチワの体は、なんと革のように硬く、そのためなのか、波の影響を受けにくい海底に生息しているとのことです。
5.カゴメノリ
カゴメノリは、まるで鍵編みの帽子のような、一見海藻と言われてもすぐにはピンとこないような、網目状の海藻です。薄い膜状の平べったい袋に、たくさんの穴が開いていて緑色をベースに、何色にも見えるような、不思議な色をしています。直径は10~30cmで、乾燥すると少し硬くなり穴の開いた岩のようにも見えますが、完全に乾燥しないよう、大きな潮溜まりのエリアに生えることが多いそうです。
6.ノコギリモク
アカモクと同じ、ヒバマタ目ホンダワラ科に属する、ノコギリモク。ギザギザした、ノコギリのような葉っぱがたくさん生えています。高さは1~2mあり、まるで地上に生えている草木のようですね。イラストではよく見えないのですが、ヒバマタ目ホンダワラ科の海藻の多くは、海中でも真っ直ぐ立ち上がれるように、多数の卵型の気泡が葉のそばに付着していて、浮き袋のように作用しています。ホンダワラ科の海藻は、砂地などではなく、大きな岩や岩盤などの安定した場所を好んで生育します。茎から枝が伸びた先に葉がある体をしっかり支えるためなのでしょうね。
7.ミル
このような平面で見ると、海藻というよりはカーテンやテーブルクロスのおしゃれな模様のようにも見える、ミル。というのも、このミル類の造形の美しさから、海松門という服飾デザインが生まれ、貴族達に愛されたという平安朝の頃からの歴史があるそうです。食べても美味しいそうですよ。
8.タマゴバロニア
キャビアのようなつやつやした粒が集まった、タマゴバロニア。この粒は、多核の巨大細胞で、それぞれが10~13mm×25mmほどあり、全体の直径は15cmほどあるとのことで、ブドウ一房くらいの大きさがあります。黒ずんだ緑色にも、紺色にも、紫のようにも見え、色にも深みがあります。キャビア、イクラのように粒が揃っていて美味しそうにも見えますが、残念ながら食用ではないようです。
以上、ユニークな形をした8つの海藻を紹介しましたが、いかがでしたか?私たちが普段目にしない珍しい海藻が、海にはたくさん生息しているのですね。
茎わかめLIFEでは、おやつやおつまみにぴったりの茎わかめ・海藻についての情報をどんどんお届けしてまいります。今後もどうぞ、ご期待ください!
<参考文献>■横浜康継「海藻ハンドブック」2013年,文—総合出版 ■京都府立海洋センター 季報第96号 ■筑紫恒男「新訂 原色食品図鑑」2008年,建帛社 ■新崎盛敏「原色新海藻検索図鑑」2002年,北隆館
海藻はビタミンの宝庫!?
海藻には、ミネラル だけでなくビタミンも多く含まれています(前回記事:ワカメなどの海藻に含まれているミネラルって、どんな成分?)。
ビタミンは、エネルギーはほとんどありませんが、人間の成長や生命を維持させるために欠かすことができない成分です。 また、体内で合成されたとしても十分な量ではないので、食品からの摂取が不可欠です。
海藻に含まれるビタミンの量
山田信夫著『海藻利用の科学』に、海藻と野菜・果実のビタミンをまとめた表が掲載されていました。
この表によると、アオノリにはピーマンと同じくらいの「ビタミンA」が含まれていますし、ワカメには「ビタミンB1」「ナイアシン」が多く含まれていることがわかります。
ワカメに多く含まれるビタミン
表でもわかる通り、ビタミンはいろいろな海藻類に含まれているのですが、今回はワカメに多く含まれるビタミンである、脂溶性のビタミンAとK、水溶性のビタミンB1とB2を紹介します。
「ビタミンA」は皮膚や粘膜を正常に機能させるビタミンです。薄暗いところでも視力を保たせる機能のほか、抗がん作用や細胞内での遺伝情報の伝達にも役立っています。素干しワカメ100g中には、1,800IUのビタミンA効力が含まれています。これは、ほうれん草(1,700IU)や鶏卵黄(1,800 IU)、春菊(1,900 IU)と同じくらいのビタミンA含有量だといえます*1。
「ビタミンK」には怪我などの出血を止めるのに必要な血液凝固作用や、カルシウムの骨への沈着を促して骨の形成を助ける作用があります。緑黄色野菜・植物油・鶏卵・肉類にも含まれていますが、海藻にとても多く含まれています。特にワカメは、海藻の中でもトップクラスのビタミンK含有量です。ワカメ(生)1gには、20,837ngのビタミンK1が含まれています。ほうれん草には4,785ng、ネギ(緑部分)には2,426ng、ブロッコリには2,050ngの量が含まれていて、圧倒的にワカメが多くのビタミンKを含んでいることがわかります(すべて1g中)*2。
「ビタミンB1」はエネルギー代謝に関係するビタミンで、特に糖質をエネルギーに変える時に役立ちます。また、糖質をエネルギー化する関係から、脳や神経の働きを正常に維持するためにも必要なビタミンとも言われています。素干しワカメ100g(0.30mg)には、ニワトリの肝臓(0.38mg)や、そら豆(0.35mg)・えのき茸(0.31mg)・舞茸(0.25mg)と同じくらいのビタミンB1を含んでいます(全て100g中)*3。
「ビタミンB2」は脂質や糖の代謝に関わるビタミンで、このビタミンが酵素を助 けることでエネルギーが生まれるという作用があります。また、脂質の酸化を防ぐ脂質抗酸化作用があります。つまり、生体の酸化を防いでくれるという意味で、老化防止作用があるといえます。参考文献によれば、板ワカメ100gには1.40mgのビタミンB2が含まれていて、これはニワトリの肝臓(1.80mg)、干し椎茸(1.70mg)、レバーペースト(1.45mmg)などと同量程度であることがわかります*4。
「ナイアシン」はビタミンB2同様、糖質や脂質からのエネルギー生産に必須のビタミンです。 素干しワカメ100g(8.0mg)には、鶏肉(8.4mg)・えのき茸(8.1mg)・豚肉(6.8mg)鶏肉(6.4mg)などと同僚程度のナイアシンを含んでいるとのことです*5。
以上、ワカメには、脂溶性・水溶性の様々なビタミンが含まれていることがわかりました。
普段からワカメにビタミンが豊富だというイメージがなかった方には、新鮮な情報だったかもしれません。家事や仕事の合間のおやつを選ぶ際、個包装を開ければすぐにシャキシャキ食べられる「茎わかめ」を選んでみてはいかがでしょうか?
茎わかめLIFEでは、おやつやおつまみにぴったりの茎わかめについての情報をどんどんお届けしてまいります。どうぞ、ご期待ください!
〈参考文献〉■山田信夫「海藻利用の科学」(成山堂)2000年、P170−185 ■國﨑直道「食べ物と健康」(同文書院)2008年、P39-ほか *1 山田信夫「海藻利用の科学」(成山堂)2000年 P175 *2 同 P179 *3 同 P180 *4 同 P181 *5 同 P182
今回は、日本調理科学会で研究発表を行った茎わかめのパスタとピザをご紹介します。茎ワカメというと和食のイメージが強いと思いますが、オリーブオイルの香りが漂うイタリア料理にも合うことが分かりました。今回は、新渡戸文化短期大学の学生の皆さんにパスタ試作後の官能評価も行いましたので、その内容も簡単にご報告します。
(1)コクまろやか【茎わかめのパスタ】(レシピ考案者:新渡戸文化短期大学 食品学研究室 大西 輝)バターと塩味をベースにした、茎わかめの歯ごたえを楽しむパスタです。パスタを茹でたら、その後はフライパンに順番に具材を加えて麺とソースを絡めるだけという、シンプルな工程で出来上がり!
(2)生地から作る【本格茎わかめのピザ】(レシピ考案者:新渡戸文化短期大学 食品学研究室 大西 輝)ピザ生地の自然な甘さと、チーズ・茎わかめの風味が合わさり、優しい味を楽しめるピザです。お好みでトッピングの茎ワカメの量を増やしてみてもいいかもしれません。生地作りの時間がないときは、フライパンなどですぐ焼ける市販のピザ粉を使ってもいいですね♪
今回、茎ワカメパスタの味をできるだけ客観的に観察するために、小松菜で同様のパスタを作って茎ワカメパスタと比較し、新渡戸文化短期大学の学生10名を対象として、香り・味・色・コクについてどちらが好ましいと感じるかについての調査を行いました。
その結果、コクについては、特に茎ワカメパスタのほうが有意という結果がでました。この要因としては、渇藻類特有のアルギン酸などの水溶性食物繊維による保水性や、乳化性効果によるものだと考えられます。
この他の感想のコメントとしては、「小松菜パスタの方が、茎ワカメパスタよりも色合いが明るく発色が綺麗だった」「小松菜パスタは苦味を感じてあっさりしていたが、茎ワカメパスタは味の深みを楽しむことができた」「茎ワカメパスタには、小松菜パスタにはない歯ごたえがあった」という報告がありました。
茎わかめLIFEでは、他にも茎わかめを使った簡単レシピや、体にうれしい情報をお届けしています。ぜひご覧ください!
9月9日晴天の中、東京都三鷹市にあるオーガニック農園「吉田農園」にて、新渡戸文化短期大学の学生による「親子イベント」が開催されました。このイベントは、オーガニック栽培にこだわった吉田農園で収穫された野菜と、壮関で提供した茎わかめがコラボし、さまざまな料理を提供するものです。今回はその時の模様をレポートします。この取り組みは、新渡戸文化短期大学の産学協同の一環です。
吉田農園は、東京都三鷹市で400年続く農園です。完全オーガニック栽培で収穫した野菜は、地元で直売している他、有名レストランに提供されています。
イベントは、主催者である新渡戸文化短期大学の学生の挨拶と参加者の自己紹介でスタートし、その後農園で材料となる野菜を収穫しました。農薬を使わないオーガニック栽培なので、収穫した作物は、すぐその場で食べることができます。雑草のように生えている草も、ハーブだったりします。畑は2箇所あり、収穫したナスやトマトの他に、これから収穫予定のニンジンやサツマイモなどの成長の様子を見学させて頂きました。
収穫した野菜は、新渡戸文化短期大学の学生中心に、調理され提供されました。メニューは「サラダ、パスタ、ピザ、デザート」とさながらイタリアンコースのようで、とても美味しかったです。ピザは参加者が好きな具材をトッピングし、炭窯で焼きあげた本格派でした。
そしていよいよ今回のメインディッシュでもある「茎わかめトマトパスタ」の登場です。茎わかめの役割は、隠し味というよりは「食感を楽しむ」という役割が大きかったように思います。大きめの茎わかめのシャキシャキとした食感とトマトソースの滑らかさが絶妙にマッチし、最高の美味しさでした。子供達も本当に美味しそうに食べていました。
「安心できる食」の提供は、大きなムーブメントとなりつつあります。オーガニックで野菜栽培を行っている吉田農園もその思いを持っており、大変手間のかかる農作業をこなしながら、栽培した野菜を家庭に届けています。壮関が提供する「茎わかめLIFE」サイトのテーマとなっている「お子さんに安全・安心なおやつを食べて頂きたい」というコンセプトと同じ志を持っている農場です。
茎わかめLIFEでは、このような子供の健康や食育に関連するイベントに積極的に協賛してまいります。本取り組みにご興味がある方は、本ホームページ内の「お問い合わせ」からご連絡ください。
8月31日、9月1日にお茶の水女子大学(東京・文京区)にて、日本調理科学会の創立50周年を記念した学会発表が行われました。
今回私たち壮関は、『茎わかめLIFE』の監修担当者である新渡戸文化短期大学の荒木葉子先生とともに、共同で発表を実施しました。
発表テーマは「茎ワカメの体成分分析および調理加工法の検討」です。発表では、茎ワカメの成分測定結果内容や、茎ワカメの調理メニューの提案・試作・官能評価についてまとめています。
このテーマ決定の趣旨である、「ワカメの茎部分の有効利用と普及のため」というのは、壮関の『茎わかめ』が生まれたきっかけの一つでもあります。
私たち壮関は、ワカメ収穫後にその場で捨てられていた茎部分の美味しさや歯ごたえを、茎ワカメを知らない人たちにもたくさん食べて楽しんでもらいたい、という思いで『茎わかめ』製品の開発・製造を始めました。海藻の研究を専門とされている荒木葉子先生は、この茎ワカメに着目し、私たち壮関とともに、茎ワカメ独自の成分的特徴や、有効活用方法について、調査・分析を行いました。
今回の研究で私たちは、茎ワカメの食物繊維とミネラル含量ついて調べました。原藻・塩蔵・調味の3つの状態を、それぞれ真空凍結乾燥技術(フリーズドライ)で凍結乾燥し、ミルで粉末状にして分析しました。
その結果、茎ワカメには原藻状態で21.4g(乾燥物100gあたり、以下同様)、調味済み状態でも10.6gという水溶性食物繊維である「アルギン酸」が含まれていることが分かりました。
またミネラルについては「ナトリウム」以外にも、「カリウム」や「カルシウム」が多く含まれており、茎ワカメは主要ミネラルの供給源として有用だということが明らかになりました。
調理学会の会場では、ポスター発表を行いました。ポスターの周りには多くの研究者や学生の方々が集まり、茎ワカメの加工方法についての質問や、フコイダンなど各成分に関しての問い合わせを多く頂きました。
研究発表内容の茎わかめレシピに関しては、今後の記事でご紹介する予定です。このほか茎わかめLIFEでは、おやつやおつまみにぴったりの『茎わかめ』についての情報をどんどんお届けしてまいります。どうぞ、ご期待ください!
健康や美容の話題の中でよく耳にする成分「ミネラル」。具体的にはどんな成分のことを指すのでしょうか?今回は、「ミネラル」についての基本情報を調べてみました!
ミネラルってなんのこと?
ミネラルとは、食品成分のうち「無機質」に分類されるもので「無機質」には多くの元素が含まれています。
ミネラルという用語自体には統一された明確な定義がないようですが、厚生労働省の『e-ヘルスネット』*1によれば、生体を構成する主要な4元素を除いたすべての元素がミネラルである、とされています。そして、主要4元素を除いたすべての元素は、全部で100種類以上も存在するそうです*2。
ミネラルと呼ばれる元素にはどんなものがあるの?
厚生労働省の『e-ヘルスケアネット』*1によれば、現在のところ人間の身体に必要とされるミネラルは16種類とされ、これを「必須ミネラル」と呼んでいるそうです。厚生労働省は、この必須ミネラルを人体に含まれる量によって「主要ミネラル」7種類と「微量ミネラル」9種類に分類しています。
この分類によると、主要ミネラルは「カルシウム」「リン」「カリウム硫黄」「塩素」「ナトリウム」「マグネシウム」で、微量ミネラルは「鉄」「亜鉛」「胴」「マンガン」「クロム」「ヨウ素」「セレン」「モリブデン」「コバルト」です。
ミネラルの生理作用や望ましい摂取量
ミネラルの生理作用は、各元素によってそれぞれ違っていますので一言では言い表すことができません。また、ミネラルは体内で合成できないため、食物からとる必要がありますが、どのくらい摂取すればいいのかも各元素によって違います。厚生労働省のウェブサイトに、各元素の摂取基準が掲載されています。(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html)
たとえば、ミネラルの中には、大人が1日600mg以上必要*3だと言われている「カルシウム」のように、健康維持のために多くの摂取が必要な元素もありますが、「ナトリウム」のように通常の食生活をしていれば十分に量を確保でき、むしろ多く摂りすぎた場合に高血圧や生活習慣病など健康に悪影響を及ぼすものもあります。
海藻、ワカメに含まれるミネラル
意外かもしれませんが、海藻には「カルシウム」が多く含まれています。たとえば乾燥ワカメ(素干し)の場合、100g中780mg*4の「カルシウム」を含んでいて、これは小魚や脱脂粉乳に引けを取らない数値だそうです。
ほかにも海藻には主要ミネラルだけでなく、微量ミネラルも含まれています。たとえば、食品成分表*4によれば、乾燥ワカメ(素干し)には、100g中「鉄」が2.6mg、「亜鉛」が0.9mg、「銅」が0.08mg含まれています。
鉄に関しては、成人の1日の必要量が6.0mg*5ですので、そのおよそ半分量が乾燥ワカメ100g中に含まれていることがわかりますね。
個包装タイプで、オフィスやお出かけ先等で手軽にミネラルを摂取できるのは嬉しいですね。
茎わかめLIFEでは、ミネラルや食物繊維が豊富で低カロリーの茎わかめ情報や、ダイエット・健康に関する情報をたくさんお届けします。どうぞ、今後もご期待ください!
<参考文献>■*1厚生労働省『e-ヘルスネット』より「ミネラル」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-035.html (8月4日) ■*2農林水産省ウェブサイトより「ミネラル」https://www.maff.go.jp/j/fs/diet/nutrition/mineral.html#absorb (8月4日) ■*3厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年度版)策定検討会」報告書 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html (8月4日) ■*4香川明夫『食品成分表2017』2017年,女子栄養大学出版部 ■*5*3提出データのうち、18-29歳男性の1日における推定平均必要量データを抽出 ■辻啓介『わかめ・ひじき』1993年,日本放送出版協会
みなさんは、食生活の中でコンビニエンスストアをどのくらいの頻度で利用していますか?
厚生労働省の運営するオンライン健康情報データベース『e-ヘルスネット』の中には、栄養・食生活情報として外食やコンビニエンスストアを活用することも、賢く栄養を摂るためのコツの一つとして紹介されています。
コンビニエンスストアの大きな特徴は、営業時間の長さと立地の良さです。駅前などの通勤・通学路周辺に多く、遅くまで開店しているため、仕事などで帰宅時間が遅くなった場合にも気軽に立ち寄って、食べ物を買うことができます。
最近はコンビニエンスストアで販売される食品のバリエーションも広がっていて、おにぎりやパン・レトルト食品だけではなく、生鮮食品や本格的な調理品を幅広く取り揃えている店舗が増加しています。コンビニエンスストアでバランス良く食べ物を選んで、食生活を充実させることができれば、忙しい人はとても助かりますね。
厚生労働省の『e-ヘルスネット』によると、コンビニエンスストアで食品を買う際、使用している食材や栄養成分を確認しながら商品を選ぶことが、食生活を充実させる基本だと紹介されています。そこで、『e-ヘルスネット』と女子栄養大学出版の『外食・コンビニ・惣菜のカロリーガイド』を参考にしながら、食品を選ぶ際のその他の注意点を見てみましょう。
・主食の炭水化物のエネルギー
主食である炭水化物のエネルギー値は、食事全体のエネルギー値に大きく影響します。お弁当や丼には様々な種類がありますが、ご飯の量は茶碗2杯分(200-250g)であることが多く、ご飯250gのエネルギーは、413kcalです。麺類の場合は、スパゲッティ300gで496kcal、ラーメン160gで238kcal、ゆでそば200gで269kcal。おにぎりは通常サイズならばご飯の量は100g程度で、168kcalとのことです。
炭水化物の摂取を控えることは、血糖値や中性脂肪が高めな人にとっては特に健康上重要だと言われています。コンビニエンスストアのお弁当で食事を済ませる場合、たとえば、お弁当のスパゲッティを残し、ご飯を1/3残すことで、エネルギーを185kcal抑えることができるとのことです。
・塩分の摂り過ぎに注意
コンビニエンスストアで食品を調達した場合、気づかず摂り過ぎてしまう成分が塩分です。お弁当の白米部分には塩分が加えられているものも多く、また塩鮭や佃煮・梅干しなど、塩気の多い食品が添えられているものもよく目にします。このようなお弁当の場合、ときには梅干しを残すなどして、摂取塩分量の調節をするのもいいかもしれません。また、巻き寿司に使われている酢飯には、通常のおにぎり2倍量の塩分が含まれていますし、そばやタンメンなど和風・中華風の麺類はエネルギーが低めであるものの、塩分は多く含まれているとのことです。
・その他注意すべき食品
一般に低エネルギーのサラダ類ですが、ドレッシングの種類によって、摂取エネルギーは変わってきます。最近はドレッシングが別売りになっていることが多いので、ノンオイルや低エネルギーのものを選ぶとよさそうです。
また、調理パンやサンドイッチ類は、バターが塗ってあることが多く、思ったよりもエネルギーが高めです。具材にカツやコーンマヨネーズなどを選ぶと、パンだけではなく具材にも油やバターが多量に含まれていて、更に注意が必要になります。菓子パンは、「菓子」というだけあって、いずれも高カロリーで、ビタミンやミネラルも不足しがちです。食事というよりおやつとして従えたほうがいいかもしれません。
また、お弁当や麺類などに添えられているゆで卵はコレステロールが多めに含まれています。思い切って残すことでエネルギー39kcalを抑えることができるとのことです。
・茎わかめ
コンビニエンスストアでも販売している「茎わかめ」は低カロリーで、ミネラル・食物繊維を摂ることができます。食事の栄養補給の一つとして、また食後のおやつとしても、気軽に食べることができます。
茎わかめLIFEでは、食物繊維たっぷりで低カロリーの茎わかめ情報や、このほかダイエット・健康に関する情報をたくさんお届けします。どうぞ、今後もご期待ください!
<参考文献>■厚生労働省「eヘルスネット」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/ (2017年6月4日) ■厚生労働省:生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事について https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000096859.pdf
みなさん、中国の食文化にはどのようなイメージを持っていますか?
中国といえば、世界で最も長い歴史をもつ国のひとつですね。世界三大料理のひとつと言われるほどの高い水準と、地域ごとに食材や味付けが違う色彩豊かな食文化で知られています。
では、そんな中国と海藻・ワカメとの間には、どのような関係があるのでしょうか?
西澤一俊編の「新わかめ入門」によれば、中国でワカメの養殖が初めて行われたのは遼寧省の大連で、養殖に成功させたのは日本人だったそうです。ただその後すぐに中国でワカメの養殖が普及したわけではなく、実際に中国の人たちによる中国でのわかめの養殖が行われるようになったのは、それから数十年後、1980年のことです。
グルメに造詣の深いイメージのある中国ですが、一般的にワカメを食べる習慣はほとんどなかったということで、中国の人々は日本への輸出をきっかけにワカメの養殖を始めたそうです。
はじめは経験がないために難しかった中国におけるワカメの養殖でしたが、日本の行政・養殖加工業者・研究機関の「官・民・学」が一体となり、日本からの種苗の移入、日本の業者による積極的な技術指導などを行うことによって、生産の品質が改善されていきました。
茎わかめを製造している壮関では、中国産ワカメの生産にも力を入れており、その使用量は年間600tを超えています。
養殖の元となる原藻は良質な日本の三陸産ワカメを使用し、日本と変わらない環境でワカメを生育できるよう、周囲の環境整備を徹底し生産体制を構築しています。
また、現地で生産した茎ワカメは、直ちにボイルと塩蔵処理を施し、食べやすく4.5cmにカットした上で岩手県の大槌町にある自社工場へ納品され、厳格な品質チェック体制で製造しています。
そのため、壮関の管理のもとで生産・使用している中国産ワカメは、三陸ワカメと変わらないほどの歯ごたえと弾力があると感じる人もいるほどです。
茎わかめLIFEでは、おやつやおつまみにぴったりの「茎わかめ」についての情報をどんどんお届けしてまいります。今後もどうぞ、ご期待ください!
〈参考文献〉■西澤一俊『新わかめ入門』2010年,日本食糧新聞社 ■女子栄養大学出版部『栄養と料理6月号』2014年,p38
納豆やオクラなどネバネバ成分が体に良いとよく耳にしますが、このネバネバ成分は、ワカメをはじめとする海藻にも豊富に含まれています。
今回は、ワカメや海藻に含まれる代表的なネバネバ成分である「アルギン酸」と「フコイダン」のうち、「フコイダン」の基本情報をお伝えします。(アルギン酸についてはこちら:ワカメなど海藻からしかとれない貴重な成分、「アルギン酸」って、どんな成分?化粧品にも使われているって本当?」)
私たちが食用としている海藻は、紅藻類、緑藻類、褐藻類の3種類に分けられますが、このうち「フコイダン」は「褐藻類」にしか含まれていないと考えられています。
上の表にある通り「褐藻類」であるワカメ・コンブ・モズクがどれもヌルヌルしているのは、ネバネバ成分である「アルギン酸」や「フコイダン」を多く含んでいるからなのですね。
さて、この「フコイダン」はというと、化粧品や加工食品などに活用されている「アルギン酸」ほど幅広く利用されているわけではありませんが、ここ数年がんや生活習慣病との関係で知られることが多くなってきました。
たとえば、2004年に発表されたNPO法人フコイダン研究所の研究発表※1によると、実験の結果「フコイダン混合食品を摂取することで、NK細胞活性が亢進(こうしん)し、それによりガン細胞の増殖が抑制された」ことや、「フコイダン混合食品の摂取が実際のガン患者への治療にも有効」だという記載があります。
またNPOフコイダン研究所のウェブサイト※2によれば、このほかにも、「免疫増強作用」や「コレステロール低減作用」「血圧・血糖値上昇抑制作用」など、多くの作用が認められるとのことです。
茎わかめLIFEでは、ワカメに含まれるアルギン酸やフコイダンなどの魅力や、茎わかめを使ったアレンジレシピなど、ワカメの魅力をどんどんご紹介して参ります。ぜひお楽しみください!
〈参考文献/ウェブサイト〉■山田信夫「海藻フコイダンの科学」(成山堂)2006年、P1-13 ※1 NPO法人フコイダン研究所「フコイダン混合食品のガン抑制効果;動物実験及び臨床応用」https://www.fucoidan-life.com/academy/pdf/Research%20Institute%20of%20Fucoidan%20article03.pdf(2017年5月23日)※2 「特定非営利活動法人NPOフコイダン研究所ウェブサイト」https://www.fucoidan-life.com/(2017年5月23日)
みなさんは食事以外のタイミングで「空腹」になってしまったとき、どうしていますか?そのまま我慢して次の食事までやり過ごす方もいるかもしれませんが、止むを得ず間食をしてしまう方も多いかと思います。
今回は「間食は必ずしもネガティブにはたらくわけではない」という耳よりな情報を御紹介します!
間食の頻度に関する2010年の調査※1によると、33%の人が間食を「ほぼ毎日」していて、23%が「2~3日に1回程度」、8%が「4~5日に1回程度」、11%が「週に1回程度」していること分かりました。
3人に1人は「ほぼ毎日」間食をしているのですね。
そして間食のタイミングについては、「小腹がすいたとき」の70%が最も多く、「口さみしいとき」「気分転換・リフレッシュしたいとき」がともに28%、「休憩のとき」25%、「疲れたとき」25%、「ストレスが溜まったとき」19%、ということで、約7割の人が「空腹」が原因で間食をしていることが分かります。
厚生労働省※2によると、「間食」とは、朝食・昼食・夕飯以外に摂取するエネルギー源となる食べ物と飲み物だと定義されています。
ダイエットや健康的な食生活の観点からすると、食事以外で更にエネルギーを摂取することはできるだけ控えたほうがいいのかもしれませんが、厚生労働省※2によれば、間食には栄養補給の他に気分転換や生活にうるおいを与えるなどの役割もあるということです。
では間食を摂るとして、どのような食べ物を間食に選べばよいのでしょうか。
厚生労働省※2によると、一般的には1日に200kcal程度の間食が適量だと言われています。食べ物のパッケージなどに表示されているカロリー値を確認して、1日に摂取するエネルギーが消費するエネルギーを上回らないよう、食事内容と合わせて間食内容を検討すると、エネルギーの摂り過ぎを防ぐことができますね。
また、ケーキ・クッキー・チョコレート・スナック菓子などのようなお菓子の間食は、比較的糖分と脂肪が多く、高エネルギーのものが多くなっているので、注意が必要です。
以下の図は、間食になりそうな食べ物をエネルギー毎に配置したものです。
また、仕事中の間食などの場合、ゆっくり時間をかけられないことがほとんどでしょうから、腹持ちがいいものを選ぶことも大切です。
ここで気をつけたいのは、エネルギー値が高いからといって、必ずしも腹持ちがいいわけではないということです。
腹持ちをよくする代表的な成分は「食物繊維」です。日本食品分析センターの調査報告※3によると、食物繊維のエネルギーは1gあたり0~2kcalということで、他の成分に比べて低エネルギーだということがわかります。
「茎わかめ」は100gで54kcalと、エネルギーは低く、食物繊維やミネラルを多く含んでいるので、間食に適している一品です!
茎わかめLIFEでは、茎わかめに関する情報や、ダイエット・健康に関する情報をたくさんお届けします。どうぞ、今後もご期待ください!
〈参考文献/ウェブサイト〉■※1ネットサーチディムスドライフ「『間食』に関するアンケート」 https://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2011/110511/(2017年5月24日)アンケート結果のうち、数値の小数点以下を四捨五入にて使用 ■※2厚生労働省「eヘルスネット」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/(2017年5月23日) ■桜井武「食欲の科学」講談社、2012年 ■※3日本食品分析センター「食物繊維の熱量(エネルギー)について」https://www.jfrl.or.jp/jfrlnews/files/news_no34.pdf (2017年5月23日)
普段、みなさんはどのようにしてわかめを食べていますか?お味噌汁や酢の物など、わかめといえば葉わかめのイメージの方が一般的かもしれません。
しかし、実は「茎」の部分にも栄養がたっぷり含まれているのです!そこで今回は「茎わかめ」についての基本情報をお伝えいたします。
茎わかめとは、わかめの中央を走る中肋(ちゅうろく)部分である「中茎(なかくき)」と、めかぶから葉の付け根まで伸びる「元茎(もとくき)」のことを指します。
陸上植物と同様、茎は葉よりも硬いため、柔らかい葉の部分とは違うしっかりとした歯ごたえが大きな特徴です。早速、栄養成分を見てみましょう。
女子栄養大学出版部の『栄養と料理』2014年6月号によれば、茎わかめには栄養が豊富に含まれているということが分かります。
茎わかめと葉わかめの塩蔵品同士を比較した場合、茎わかめ100gあたりのカルシウム量は86mgで、葉わかめの約2倍量を含んでいると報告されています。
このほか、茎わかめのマグネシウム量は葉わかめの4倍弱、食物繊維は2倍弱になるとも記載されています。同じわかめでも、部位によって成分量が違うんですね。
さて、これら茎わかめは、どのように加工・販売されているのでしょうか?
『栄養と料理』2014年6月号によれば「中茎」は葉とともに湯通し塩蔵(いわゆる塩漬け)された後、カットされ売られています。
一方「元茎」はわかめ全体の根元なので、中茎に比べ硬く、わかめの生長の程度によって、そのままでは硬さのあまり食べられないこともあるそうです。そこで元茎は、短冊切りや輪切りにされ、佃煮などに加工されています。
壮関の『茎わかめ』『茎めかぶ』商品は、それぞれ中茎・元茎部分を食べやすくカットしてあっさり味に仕上げました。
シャキシャキした歯ごたえで栄養たっぷりの茎わかめを、個包装で手軽に食べることができます。
茎わかめLIFEでは、おやつやおつまみにぴったりの『茎わかめ』についての情報をどんどんお届けしてまいります。今後もどうぞ、ご期待ください!
〈参考文献〉・西澤一俊「新わかめ入門」(日本食糧新聞)2010年,P66-71・女子栄養大学出版部「栄養と料理6月号」2014年,P38
4月22日、23日に開催されたアースデイ東京2017内の企画「1000人こども食堂」に、壮関の茎わかめを1,000個提供させて頂きましたので、その時の模様をレポートします。
今回の取り組みは、1000人こども食堂を主催するNPO法人ビーグッドカフェに協賛する形で実現しました。「茎わかめLIFE」サイトのテーマとなっている、「お子さんに安全・安心なおやつを食べて頂きたい」というコンセプトに基づく最初のアクションです。
「こども食堂」は、全国的なムーブメントとなっている社会的支援活動です。家庭の事情で、独りで食事をすることや、出来合いの食事になってしまっている子どもたちに、愛情いっぱいの温かいごはんをみんなで美味しく楽しく味わって、笑顔になってもらうために、各自治体や地域で自然発生的に生まれています。 「1000人こども食堂」では、安全・安心なオーガニック食材にこだわった美味しく温かい食事を提供していました。メニューは、鹿肉ハヤシライス、茹で野菜、野菜スープでした。
当日は、多くの親子連れが訪問し、オーガニック食材で作られたハヤシライスとともに、茎わかめを食べて頂きました。
茎わかめを、初めて食べたお子さんや、親御さんが「おつまみ」として食べていたので、食べたことがあるお子さんなど様々でしたが、多くのお子さんに美味しく食べて頂いたようです。
あるお母さんからは「子供の健康おやつとして、今後も食べさせたい」というお言葉を頂きました。お子さんがサッカーをやっているということで、いつもお腹をすかしているお子さんのチョットしたおやつにちょうどいいとのことでした。
今後も、このような子供の健康や食育に関連するイベントに協賛してまいります。本取り組みにご興味がある方は、本ホームページ内の「お問い合わせ」からご連絡ください。
ワカメなどの海藻に含まれる成分のうち、特に体に良いと言われているのは「アルギン酸」と「フコイダン」という2つの成分です。
この「アルギン酸」と「フコイダン」はどちらも多糖類という炭水化物です。今回は、「アルギン酸」の基本情報をご紹介します。(フコイダンについてはこちら:ワカメなどの海藻に多く含まれている「フコイダン」そのネバネバ成分の底力とは)
アルギン酸は、1884年にスコットランドのスタンフォードという研究者が海藻から発見しました。
このアルギン酸には、どのような作用があるのでしょうか。
調べてみると、整腸作用や酵素の活性化のほか、コレステロール低下や高血圧低下、ガン細胞への増殖阻止作用などがあることが分かりました。
「海藻は体にいい」というのは聞いたことがあっても、このような具体的に効果のある成分だということまでは、あまり知られていないかもしれません。
またアルギン酸には、「粘性が高い」という、つまり触るとネバネバ・プニプニするという特徴があります。そのため、この粘性という特徴を生かし、食品だけではなく、化粧品をはじめとした様々な分野で活用されています。
例えば食品関係では麺類のコシの強化、ゼリーのゲル化剤、人工いくらやキャビアの形状安定、アイスクリームの乳化安定などに使用されています。また、海藻という「食品」に含まれる成分であることから、入れ歯の歯型や、手術の縫い糸、口紅等の化粧品など、人の肌や粘膜に直接触れる製品にも活用されています。
このようにワカメに含まれるアルギン酸は、健康生活にプラスに働くとともに、私たちの身近な製品に多く使われている素材だということが分かります。
この有用なアルギン酸は、海藻にのみ含まれる成分なので、海藻以外の食物からは摂ることができないという点が重要です。
海藻をおやつやおつまみ感覚で手軽に摂ることができる「茎わかめ」はとても便利ですね。
『茎わかめLIFE』では、このほか、美容に役立つ情報や茎わかめを使った簡単レシピなどたくさんお届けしていきます。どうぞ、ご期待ください!
〈参考文献〉山田信夫「海藻利用の科学」(成山堂)2000年、P90~103
生物学上、ワカメは海藻の一種であって、野菜ではありません。しかし食品成分を見ながら分析すると、海藻は「海の野菜」と呼べるほどの成分(栄養素)が詰まっていることが分かります。
なぜかというと、ワカメには野菜に負けないほどの「食物繊維」が含まれていて、野菜と同様に「低カロリー」だからです。
具体的な数値を見てみましょう。まず、ワカメの可食部(食べられないところを取り除いた部分)100gに、食物繊維はどれくらい含まれているのでしょうか?
海藻も野菜も水分が多い食材であることから、乾燥物中の食物繊維の割合をカッコ内に記しました。海から採れた状態の原藻ワカメには3.6g(32.7%)、湯通しをした茎ワカメには5.1g(33.8%)の食物繊維が含まれています。
一方、野菜については、食物繊維が比較的多く含まれている、にんじん、たまねぎ、ほうれんそうを例にとって見てみましょう。
にんじん100gあたり2.8g(25.7%)、たまねぎ100gあたり1.6g(15.5%)、ほうれんそう(通年平均、生)100gあたり2.8g(36.8%)の食物繊維が含まれています。
このようにワカメには野菜と同等、またはそれ以上の食物繊維が含まれていると言えます。
次に、カロリーを見てみましょう。可食部100gあたりの海から採れた状態の原藻ワカメは16 kcal、湯通しをした茎ワカメは、15 kcal 。にんじんと玉ねぎはともに37 kcal 、ほうれんそうは20 kcal 。
一般的に低カロリーと考えられている野菜よりも、ワカメはさらに低カロリーなのです。
現代人は野菜不足だとよく聞きますが、食事で野菜を摂ることが難しい日には、ワカメを食べることで、カロリーを抑えながら食物繊維を補うことができるのですね。
今回、ワカメには多くの食物繊維が含まれているだけでなく、低カロリーであることがわかりました。食物繊維はお通じをよくしたり、腹持ちを良くしたりすることもあると言われています。
家事や仕事の合間のおやつを選ぶには、個包装を開ければすぐにシャキシャキ食べられる「茎わかめ」を選ぶのもいいかもしれません。
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〈参考文献〉■香川明夫「食品成分表2017」(女子栄養大学出版部)2017年、P60,61,68,69,74,75,112,113 ■山田信夫「海藻利用の科学」(成山堂)2000年、P90~103
みなさんは、茎わかめを食べたことがありますか?
「茎わかめ」の原料である茎ワカメは、ワカメの芯の部分のことです。当社ではそれをカットして味付けし、おやつやおつまみとして手軽に食べることができるように加工しています。
ワカメと言えば、私たちの食卓におなじみのお味噌汁に使われる身近な具材のひとつですが、自然界における生物として考えた場合、どのようなものなのでしょうか?
まず、植物にはいろいろな分類方法がありますが、ワカメは植物のなかでコンブ科に属しています。つまり、コンブの仲間ということですね。
ワカメは国内では全域といってもいいほど、広い範囲に生息しています(北海道の稚内から九州南端までの日本海沿岸、室蘭以南の太平洋沿岸、瀬戸内海*1など)。波の強い外海か穏やかな内湾かを問わず分布し、また生育する海の深さも、比較的広い範囲となっています。日本は海に囲まれていることもあり、ワカメが手に入らない地域はないというほど、日本人とワカメは身近な関係です。
しかし海外では、ロシア沿海州南部から朝鮮半島にかけてのアジア地域の一部や、オーストラリア・ニュージーランド・フランスなど、世界のほんの一部でしか生育は確認されていないとのことです。そして、それを食べることはほとんどありません。私たちには信じられないようなことですが、世界中にはワカメを知らない人たちがたくさんいるのかもしれませんね。
ワカメには、大きく分けて南方型の【ワカメ】と、北方型の【ナンブワカメ】の2種類に分類されています。比較すると【ワカメ】は小型で茎が短く、葉の切れ込みが浅くなっています。【ナンブワカメ】の方が、茎が長く葉の切れ込みが深いのが画像からもわかります。
そして、ワカメは1年間という短い期間のうちにその一生を終える海藻【一年生海藻】です。たとえば三陸ワカメの採れる東北地方では、9、10月頃に幼芽が出始め、翌年の3月から7月頃にかけて成長し、7、8月に枯れて消失します*2。
ワカメの全体像をみると、ご覧のように、大きな葉っぱのような形をしています。このうち葉っぱの部分が、私たちが普段味噌汁に入れるなどして食べている部分で、中心の茎部分が「茎ワカメ」です。茎の根元にある厚みのある部分は「メカブ」として食べられています。
『茎わかめLIFE』では、おやつやおつまみにぴったりの「茎わかめ」についての情報をどんどんお届けしてまいります。どうぞ、ご期待ください!
*1 参考文献2より〈参考文献/Webサイト〉1 小原哲二郎「新訂原色食品図鑑」(建帛社)2008年、P246〜247 2 宮城県ホームページ(伝統的漁具漁法 海藻>ワカメの生物学)https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/mtsc/dentokaiso.html)
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