“食欲の秋”対策に茎わかめ
2018.09.14秋と言えば、“食欲の秋”。
果物やお芋、栗、脂がのったお魚、そして秋の味覚を使った甘いスイーツなど、目を引く商品が店に並び始めついつい食べすぎてしまうこの時期。夏はダイエットを頑張っていた方も、猛暑が落ち着いて食欲が湧き、今度はリバウンドに注意したいところ!
でもせっかくの秋の味覚、美味しく、楽しく堪能したいですよね。食べたいのを我慢して食べる量を減らすのではなく、自然と食べすぎを抑えながら食を楽しめる工夫をしてみましょう!
●食べすぎてしまう原因とは?
食べすぎると自分が消費するエネルギーより取り入れるエネルギーの方が多くなります。この過剰なエネルギーが身体に溜め込まれると脂肪になり、太る要因となります。
では、そもそもなぜ食べすぎてしまうのでしょう。
1つは、良く噛まずに食べていること。
人は噛む事で脳の満腹中枢を刺激し、満腹である事を認識します。そのため、良く噛まずに食べると満腹感を感じにくく、つい食べすぎてしまいます。早食いをすると噛まずに食べることが多くなるため、食べすぎに繋がる事が多くなります。
2つ目は、栄養が満たされていないこと。
ボリュームのある丼物を食べたのに、何だか物足りない気がしてつい甘いデザートを食べてしまう、という経験はありませんか?実はこれ、不足している栄養があるよ!という体からのメッセージかもしれません。
人の身体は本来とても正直で、水分が不足している時にのどが渇くように、栄養が不足している時も、足りないよ!と声を上げます。しかしどの栄養が足りないかまでは詳しく教えてくれません。
ただ外食が増えると炭水化物に偏る事が多く、ビタミン、ミネラルなどが不足しがちです。不足した栄養がある事で、満たされない感じが続き、ついつい食べすぎてしまいます。
●食べすぎの予防には茎わかめ?
仕事や家事の合間など、ゆっくり食べたくても時間の取れない方、多いですよね。また食事もバランス良く野菜など取り揃えたくても、忙しくてパンやおにぎり、麺だけという方も多いと思います。
そんな時おすすめしたいのが「茎わかめ」です。
茎わかめを食事の前や間食に取り入れることで、自然と噛む回数が増え、満腹中枢を刺激し、栄養の面でも茎わかめに含まれる多くのミネラルを摂ることができます。また食物繊維も含まれている為、お腹の中で膨張し、食べすぎ防止にもなります。
更に効果を上げるには、温かい飲み物を取り入れることがおすすめです。温かいものは、冷たいものに比べお腹に重みを感じやすく満足感が得やすくなります。
間食に茎わかめと温かい飲み物を取り入れ、無理なく食べすぎを防いで食欲の秋を楽しみましょう!
平林沙織 (管理栄養士、美腸プランナー)
美腸協会にて腸マッサージを学び資格取得。社員食堂や大手アスリート向けサプリメント会社での勤務を経て、現在、働いている方から子育て中のママさん、また学生に向けてフリーで講演会などを行う。