茎わかめコラム

茎わかめができるまで~大槌編~

2019.04.29

前編の『茎わかめができるまで~大船渡編~』はこちらから

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大船渡で採れたわかめは茎と葉に分けられ、茎の部分が壮関の大槌工場に運ばれます。

岩手大槌工場は20165月に新工場として設立されました。工場がある場所は海岸のすぐそば。近くでは大きな防波堤が建ち始めています。

海辺で塩蔵したわかめはここに運ばれ、まず食べやすい大きさにカットされます。

その後、洗浄と塩抜きを行います。

海からの小さなゴミを取り除くため、洗浄は2回に分けて念入りに行います。

洗浄の次は塩抜きです。

塩抜きの加減で食感や調味が決まるため、見極める人の経験が頼りになります。

塩抜きを行った茎わかめは水を切り、味を決めるための調味作業を行います。 

壮関が20年以上研究し続けているこだわりの味付け。わかめ本来の風味とシャキシャキした食感が味わえるよう独自の調味を行っています。

「うす塩味」は伯方の塩を用い、まろやかな塩味でわかめ本来の風味を引き立たせています。「梅しそ味」は紀州南高梅の梅酢を用い、さっぱりと仕上げました。

わかめに調味料を加えて撹拌し、じっくりと熟成させて味付けは完成。

こうしてカットし味付けされた茎わかめは、食べやすいよう個包装にしていきます。包装は機械で行いますが、包装機に1片ずつ並べていくのは地元の方の手作業です。

たくさんの人たちの手を経て、心を込めて作られた壮関の茎わかめが商品となり皆さんのお手元に届けられます。

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おすすめスポット『さんずろ家』 (大槌町)

三陸の美しい海岸を窓一面から見ながらお食事できる、隠れた絶景スポット。温泉旅館の板前だったご主人が仕入れから調理までを担当する食堂ながら本格派のお店です。名物の「イカ腑いり定食」のほか、この店が発祥といわれる磯ラーメン海鮮丼などのメニューも美味しくてボリューム満点。地元でも大人気の店で、昼食時は常にお客さんでにぎわっています。また、もうひとつの名物は女将さん。愛情たっぷり、豪快に笑ってサービスしてくれる様子に元気をもらえますよ!(住所:岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里13-9-22、TEL:0193-44-2413)





 

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