茎わかめコラム

新渡戸文化短期大学主催「吉田農園親子イベント」に参加しました

2017.09.15

9月9日晴天の中、東京都三鷹市にあるオーガニック農園「吉田農園」にて、新渡戸文化短期大学の学生による「親子イベント」が開催されました。このイベントは、オーガニック栽培にこだわった吉田農園で収穫された野菜と、壮関で提供した茎わかめがコラボし、さまざまな料理を提供するものです。今回はその時の模様をレポートします。この取り組みは、新渡戸文化短期大学の産学協同の一環です。

吉田農園は、東京都三鷹市で400年続く農園です。完全オーガニック栽培で収穫した野菜は、地元で直売している他、有名レストランに提供されています。

イベントは、主催者である新渡戸文化短期大学の学生の挨拶と参加者の自己紹介でスタートし、その後農園で材料となる野菜を収穫しました。農薬を使わないオーガニック栽培なので、収穫した作物は、すぐその場で食べることができます。雑草のように生えている草も、ハーブだったりします。畑は2箇所あり、収穫したナスやトマトの他に、これから収穫予定のニンジンやサツマイモなどの成長の様子を見学させて頂きました。

収穫した野菜は、新渡戸文化短期大学の学生中心に、調理され提供されました。メニューは「サラダ、パスタ、ピザ、デザート」とさながらイタリアンコースのようで、とても美味しかったです。ピザは参加者が好きな具材をトッピングし、炭窯で焼きあげた本格派でした。

そしていよいよ今回のメインディッシュでもある「茎わかめトマトパスタ」の登場です。茎わかめの役割は、隠し味というよりは「食感を楽しむ」という役割が大きかったように思います。大きめの茎わかめのシャキシャキとした食感とトマトソースの滑らかさが絶妙にマッチし、最高の美味しさでした。子供達も本当に美味しそうに食べていました。

「安心できる食」の提供は、大きなムーブメントとなりつつあります。オーガニックで野菜栽培を行っている吉田農園もその思いを持っており、大変手間のかかる農作業をこなしながら、栽培した野菜を家庭に届けています。壮関が提供する「茎わかめLIFE」サイトのテーマとなっている「お子さんに安全・安心なおやつを食べて頂きたい」というコンセプトと同じ志を持っている農場です。

茎わかめLIFEでは、このような子供の健康や食育に関連するイベントに積極的に協賛してまいります。本取り組みにご興味がある方は、本ホームページ内の「お問い合わせ」からご連絡ください。

荒木葉子准教授 (新渡戸文化短期大学 准教授/食物栄養学科食品学研究室)

海洋資源の有効利用の観点から、まだ私たちの食卓に供されていない海藻の食品としての利用を試みている。未利用海藻を料理に応用するだけでなく、様々な形態への加工、風味などに影響を及ぼす海藻のエキス成分に関する実験やアルギン酸のカプセル料理への応用について試作検討中。平成22年から東京ガス(株)との共同研究により、エコ・クッキングに関する研究にも取り組んでいる。