茎わかめコラム

春の紫外線に茎わかめ!?

2018.05.07

冬の乾燥の時期が終わり、息つく間もなく紫外線の時期に突入。肌は1年を通して常にダメージを受けています。自然環境を変えるのは難しいですが、ダメージに負けない肌をつくることは出来ます!

●肌づくりを左右する腸内細菌?

前回のコラム:茎わかめで目指す綺麗な腸とは?で登場した"腸内細菌"が、ダメージに負けない肌づくりのキーワードです。腸内細菌が腸をキレイにするために必要なのは想像できますが、なぜ肌づくりにも関係あるのでしょうか。

腸の中に悪玉菌が増えると、悪玉菌が作り出す毒素が血中に放出されます。その毒素は腸で便秘などの原因を作り出すだけでなく、肌にも蓄積します。肌に毒素が溜まると、乾燥肌になりやすくなったり、紫外線などのダメージを受けた際、肌のターンオーバーがうまくいかずニキビや吹き出物、脂肌、毛穴の開きなどのトラブルが起きやすくやすくなったりします。

このように腸の悪玉菌が増えると、肌にも影響を与えてしまうのです。

●ビフィズス菌が美肌をつくる?

善玉菌のひとつであるビフィズス菌は、肌づくりに欠かせないビタミンB群を産生します。ビタミンB群は、8種類のビタミンの総称です。

中でも、「美肌ビタミン」と呼ばれるビタミンB2は、肌づくりに関係が深い成分です。肌をつくる材料となるたんぱく質や、脂質、炭水化物(糖質)の代謝に関わり、ターンオーバーをサポートしてくれます。皮膚炎の予防にはビタミンB6も欠かせません。ビタミンB2とともに皮脂をコントロールし、ニキビを改善します。

●肌づくりにおすすめの食材は?

また、腸を整え、肌づくりにも必要な善玉菌を増やすためには、えさとなる「水溶性食物繊維」が必須アイテム!「納豆」は水溶性食物繊維だけでなく、美肌ビタミンのビタミンB2も含み肌づくりにおすすめの食材です。ただ、なかなか外出先で摂るのが難しい方には、手軽にとれる「茎わかめ」と「アーモンド」の組み合わせがおすすめです。

茎わかめには豊富な水溶性食物繊維、アーモンドにはビタミンB2が含まれています。腸を整えて、紫外線によるダメージにも負けない、トラブル知らずのキレイな肌を手に入れましょう!

平林沙織 (管理栄養士、美腸プランナー)

美腸協会にて腸マッサージを学び資格取得。社員食堂や大手アスリート向けサプリメント会社での勤務を経て、現在、働いている方から子育て中のママさん、また学生に向けてフリーで講演会などを行う。