茎わかめコラム

ワカメの魅力は「茎」にもあり?!栄養たっぷりの茎わかめについて知ろう!

2017.07.03

普段、みなさんはどのようにしてワカメを食べていますか?

お味噌汁や酢の物など、ワカメといえば葉ワカメのイメージの方が一般的かもしれません。

しかし、実はワカメには茎の部分にも栄養がたっぷり含まれているのです。

そこで今回は、茎ワカメについての基本情報をお伝えいたします。

 

茎ワカメとは、ワカメの中央を走る中肋(ちゅうろく)部分である「中茎(なかくき)」と、めかぶから葉の付け根まで伸びる「元茎(もとくき)」のことを指します。

陸上植物と同様、茎は葉よりも硬くしっかりしているため、柔らかい葉の部分とは違う、しっかりとした歯ごたえが大きな特徴です。

早速、栄養成分を見てみましょう。

女子栄養大学出版部の『栄養と料理』2014年6月号によれば、茎ワカメには栄養が豊富に含まれているということがわかります。

これによれば、茎ワカメと葉ワカメの塩蔵品同士を比較した場合、茎ワカメ100gあたりのカルシウム量は86mgで、葉ワカメの約2倍量を含んでいると報告されています。

このほか、茎ワカメのマグネシウム量は葉ワカメの4倍弱、食物繊維は2倍弱になるとも記載されています。

同じワカメでも、部位によって成分量が違うんですね。

 

さて、これら茎ワカメは、どのようにして加工・販売されているのでしょうか?

『栄養と料理』2014年6月号によれば、中茎は葉とともに湯通し塩蔵(いわゆる塩漬け)加工された後にカットされ、売られています。

一方、元茎はワカメ全体の根元なので、中茎に比べ硬く、ワカメの生長の程度によって、そのままでは硬さのあまり食べられなくなることもあるそうです。

そこで、元茎は短冊切りや輪切りにされ、佃煮などに加工されています。

壮関の「茎わかめ」は、中茎部分をカットしてあっさり味付けされたものです。

シャキシャキした歯ごたえで栄養たっぷりの茎ワカメを、個包装で手軽に食べることができます。

 

茎わかめLIFEでは、おやつやおつまみにぴったりの「茎わかめ」についての情報をどんどんお届けしてまいります。今後もどうぞ、ご期待ください!

 

〈参考文献〉

・西澤一俊「新わかめ入門」(日本食糧新聞)2010年,P66-71

・女子栄養大学出版部「栄養と料理6月号」2014年,P38

 

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荒木葉子准教授 (新渡戸文化短期大学 准教授/生活学科食品学研究室)

海洋資源の有効利用の観点から、まだ私たちの食卓に供されていない海藻の食品としての利用を試みています。
卒論ではこれらの未利用海藻を料理に応用するだけでなく、様々な形態に加工するための試作検討を行うとともに、風味などに影響を及ぼす海藻のエキス成分に関する実験やアルギン酸のカプセル料理への応用についても行っています。平成22年から東京ガス(株)との共同研究により、エコ・クッキングに関する研究も取り組んでいます。