茎わかめコラム

ワカメの生産は海外でも行われているの?日本産と中国産の違いは?

2017.08.10

みなさん、中国の食文化にはどのようなイメージを持っていますか?

中国といえば、世界で最も長い歴史をもつ国のひとつですね。

そして中国料理といえば、世界三大料理のひとつと言われるほどの高い水準と、地域ごとに食材や味付けが違う、色彩豊かな食文化で知られています。

では、そんな中国と海藻・ワカメとの間には、どのような関係があるのでしょうか?

西澤一俊編の「新わかめ入門」によれば、中国でワカメの養殖が初めて行われたのは遼寧省の大連で、養殖に成功させたのは日本人だったそうです。

ただその後すぐに中国でワカメの養殖が普及したわけではなく、実際に中国の人たちによる中国でのわかめの養殖が行われるようになったのは、それから数十年後、1980年のことです。

グルメに造詣の深いイメージのある中国ですが、一般的にワカメを食べる習慣はほとんどなかったということで、中国の人々は日本への輸出をきっかけにワカメの養殖をはじめたそうです。

はじめは経験がないために難しかった中国におけるワカメの養殖でしたが、日本の行政・養殖加工業者・研究機関の「官・民・学」が一体となって、日本からの種苗の移入・日本の業者による積極的な技術指導などを行うことによって、生産の品質が改善されていきました。

茎わかめを製造している壮関では、中国産ワカメの生産にも力を入れており、中国産クキワカメの使用量は年間600tを超えています。

養殖の元となる原藻は良質な日本の三陸産ワカメを使用し、日本と変わらない環境でワカメを生育できるよう、周囲の環境整備を徹底し、生産体制を構築しています。

また、現地で生産した茎ワカメは、直ちにボイルと塩蔵処理を施し、食べやすく4.5cmにカットした上で岩手県の大槌町にある自社工場へ納品され、厳格な品質チェック体制で製造しています。

そのため、壮関の管理のもとで生産・使用している中国産ワカメは、三陸ワカメと変わらないほどの歯ごたえと弾力があると感じる人もいるほどです。

茎わかめLIFEでは、おやつやおつまみにぴったりの「茎わかめ」についての情報をどんどんお届けしてまいります。今後もどうぞ、ご期待ください!

〈参考文献〉

  • 西澤一俊『新わかめ入門』2010年,日本食糧新聞社
  • 女子栄養大学出版部『栄養と料理6月号』2014年,p38

 

 

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